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50代以上の約8割が終活に「興味あり」。最も行っている人が多い金融資産の管理の方法のポイントとは

ファイナンシャルフィールド / 2022年6月18日 1時30分

50代以上の約8割が終活に「興味あり」。最も行っている人が多い金融資産の管理の方法のポイントとは

家族や親戚など、周囲に迷惑をかけずに人生の最後を迎えるための準備として「終活」を行う人が徐々に増えています。葬儀や墓の準備、資産の把握・管理、身の回りの整理などを行うことで、遺族の負担を減らすことができます。   しかし、終活といっても何から始めたらよいかわからないという人も多いのではないでしょうか。   本記事では、実際に終活を行っている人の割合や、最も行っている人が多い「金融資産の管理」について解説します。

実際に終活を行っている人は全体で2割程度

NTTファイナンス株式会社が行った「終活に関する実態調査2021」によると、終活に興味があると答えた人の割合は8割程度であり、多くの人が終活に興味を持っていることが分かります。
 
しかし、実際に終活を行っている人は全体で2割程度に留まります。年代別に見た終活を行っている人の割合は以下の通りです。
 

●50~54歳:12.9%
●55~59歳:12.8%
●60~64歳:16.4%
●65~69歳:22.5%
●70歳以上:35.6%

 
年代が上がるごとに終活を行っている人の割合も多くなりますが、70歳以上でも35.6%に留まります。終活に興味を持っていても、手間や難しさを考えるとなかなか始められないという人が多いのではないでしょうか。
 

管理しておきたい資産は大きく分けて4つ

NTTファイナンス株式会社が行った「50代以降における終活に関する実態調査2021」によると、最も行っている人が多い終活は「口座や金融資産の管理」です。終活を行う上で管理しておきたい資産として、以下の4つが挙げられます。
 

●預貯金
●証券(株式、投資信託、債券など)
●保険
●不動産

 
銀行の預貯金は複数の口座に分けて行うケースが多いため、保有している口座の情報をまとめておく必要があります。また、証券会社の口座は「総合証券」と「ネット証券」に分けられるため、それぞれの支店名や口座番号などをまとめておきましょう。
 
保険については、保険証券の保管場所や保険の内容、保険金の受取人などを記録しておくと、保険金の受け取りなどといった手続きがスムーズになります。
 
不動産については、所有不動産の権利関係や土地・家屋などの情報について記載します。詳細は登記簿謄本に記載されているため、不明な場合は取り寄せておくとよいでしょう。
 
以上4つの資産に加えて、クレジットカードの残債などといった借金についても把握しておきましょう。
 

資産管理のポイントは「簡略化」

NTTファイナンス株式会社が行った「終活に関する実態調査2021」によると、終活を始められない理由の一つとして「お金や保険など、まとめるのが面倒」といった回答が見られます。
 
確かに、複数の資産をまとめるのは面倒に感じることもあるでしょう。しかし、近年は終活に適した「資産管理アプリ」や「エンディングノートアプリ」が複数リリースされています。
 
これらのアプリを活用することで、複数の金融資産をまとめて管理でき、資産の増減なども把握できるようになります。まとめるのが面倒な金融資産を手軽に管理し、作業を簡略化することが一つのポイントです。
 

出典

NTTファイナンス株式会社 50代以降における終活に関する実態調査2021
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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