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懐かしの「Y2K」が再流行! ファッションの流行は経済にも影響がある?

ファイナンシャルフィールド / 2022年6月19日 3時0分

懐かしの「Y2K」が再流行! ファッションの流行は経済にも影響がある?

ネオンカラーやPVC(ポリ塩化ビニル・塩ビ)素材など、かつてブームになった「Y2K」が再び流行しています。Y2Kファッションは現代的で幅広い楽しみ方ができますし、多様性の時代にうまくマッチしたファッションといえますが、なぜ現在、再びトレンドとなっているのでしょうか。   レトロなファッションが「Z世代」に選ばれる理由として、背景に社会経済との深いつながりがあるようです。

「未来への希望」を感じさせるY2Kファッション

ファッションのトレンドは20年周期で繰り返され、景気とも深い関係があるといわれています。とくに、近年流行のY2Kファッションは、ちょうど今から20年ほど前のトレンドです。
 
当時のファッションの明るさが、コロナ禍による不安や、ステイホームによるSNS利用時間の増加により、多くのZ世代の琴線に触れ、流行となったのでしょう。
 
新しさと同時にどこか懐かしさも感じるY2Kファッションは、若者に人気のSNSにおけるハッシュタグである、「Throwback Thursday=TBT」という、「木曜日(過去)を振り返り写真を投稿しよう」との親和性があったことも理由の1つかもしれません。
 

Y2Kってどんなファッション?

Y2Kとは、「Year 2000(2000年)」を指す略称です。へそ出しにミニスカート、厚底ブーツなど、2000年前後にトレンドだったファッションを「Y2Kファッション」といいます。色合いもカラフルでポップなものも多く、当時の若者にとっては懐かしく、Z世代にとっては新鮮に映るようです。
 

・クロップド丈トップス

近年はビッグシルエットの洋服が流行っていましたが、Y2Kファッションでは「クロップド丈」という、丈の短いトップスが人気です。長さはへそ程度の長さから、胸の下程度までさまざまなものがあります。
 

・ローライズ

ビッグシルエットと同じく、近年ではハイウエストのボトムスが主流でしたが、いわゆる「腰パン」のように、低い位置で履くボトムスが再度流行の兆しを見せています。
 

・ボリュームシューズ

ボリュームスニーカーや厚底靴、ニーハイブーツなど、上半身をコンパクトにする分、足元にボリュームを持たせるファッションも人気があります。かつて中・高生の間のトレンドであったルーズソックスも、現代の学生に注目されています。
 

Y2Kは「今っぽさ」を取り入れたものがトレンド

約20年ぶりに流行しているY2Kファッションですが、ファッションに取り入れるにあたっては当時のままではなく、ところどころ今風にアレンジされています。
 

・よりジェンダーレスに

Y2Kファッションは、当時の「ギャル文化」によってけん引されたといっても過言ではありません。2000年代のギャルによる「我が道を行く」マインドが、「性別」という枠にとらわれないジェンダーレスの風潮と融合し、派手さのあった当時のファッションをZ世代にとって取り入れやすくしています。
 

・ヘルシーな肌見せ

「肌見せ」と聞くとセクシーさを連想するかもしれませんが、Y2Kにおける肌見せは「ヘルシーさ」がトレンドです。クロップド丈トップスや、スリットの入ったパンツやスカートなど、さりげなさがポイントです。
 

ファッションは人々の心理と社会経済を映し出す

ファッションはいつの時代も、人々の心理と経済状況を反映します。景気は、色などの流行とも関係があり、最近流行しているY2Kファッションも決して例外ではないでしょう。
 
とくに、色の流行は景気とも深い関連があり、不景気のときは着回しの利くベーシックカラーが、好景気のときは明るい色が流行するといわれています。このような現象を単に一過性のトレンドと捉えるのではなく、人々の心理や社会の影響が大きく関わっていると考えると、興味深い事実が見えてくるかもしれません。
 

出典

一般社団法人 日本流行色協会色のコラム
FASHIONSNAP.COM Y2Kファッションとは?2022年はヘルシー&ジェンダーレスな肌見せがマストに
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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