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年金は所得が多い年にまとめて払うとどれくらいお得?

ファイナンシャルフィールド / 2022年6月20日 3時30分

年金は所得が多い年にまとめて払うとどれくらいお得?

国民年金保険料は、所得に応じて払う額が変動するわけではありません。そのため、所得が少ないときは支払いが厳しいと感じることはないでしょうか。所得が多い年にまとめて払うようにすれば、余裕も出ますし多少お得になります。   そこで、実際にはどれくらいお得になるのか、また、まとめて年金を払う方法や条件などについても紹介していきます。

最長2年分の年金をまとめ払いできる

日本年金機構の公式サイトには、最長で2年分の国民年金保険料のまとめ払いが可能であることが公表されています。2022年(令和4年度)の場合でいえば、まとめ払いできるのは前払いする方法で「6ヶ月分」「1年分」「2年分」の3種類です。
 
それでは、毎月払っていく場合と比較するとどれくらいお得なのか見ていきましょう。
 

・6ヶ月分の場合

口座振替を利用して払う場合は1130円、現金もしくはクレジットカード払いの場合は810円お得です。
 

・1年分の場合

口座振替を利用して払う場合は4170円、現金もしくはクレジットカード払いの場合は3530円お得です。
 

・2年分の場合

口座振替を利用して払う場合は1万5790円、現金もしくはクレジットカード払いの場合は1万4540円お得です。
 

年金をお得にまとめ払いする条件や方法は?

国民年金保険料のまとめ払いで割引される条件は原則として「前払い」です。過年度分をまとめ払いしても、割引の対象にはなりません。
 
それでは、まとめて前払いをする方法を紹介していきます。
 

・2年分のまとめ払いは申請が必要

6ヶ月分と1年分のまとめ払いに関しては、4月上旬に送付される納付書を使ってそのまま支払えます。ただし、2年分まとめて前払いする場合は別途申し込みが必要です。申し込みと問い合わせは最寄りの年金事務所で受け付けてもらえます。
 

・支払い方によって申請方法は異なる

「口座振替」の場合は「国民年金保険料口座振替納付(変更)申出書兼国民年金保険料口座振替依頼書」に必要な事項を記入した後、金融機関の窓口もしくは最寄りの年金事務所に提出します。郵送も可能です。
 
「クレジットカード」で支払う場合は「国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書」を使います。必要事項を記入したら、最寄りの年金事務所に直接提出するか郵送しましょう。
 
なお「国民年金保険料口座振替納付(変更)申出書兼国民年金保険料口座振替依頼書」も「国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書」も、日本年金機構の公式サイトからダウンロードが可能で、いずれも毎年2月末が申込期限です。
 
「現金」の場合、6ヶ月分と1年分は自宅に送付される納付書を使うだけで支払えます。2年分まとめて払いたいときは「申出書」を最寄りの年金事務所に提出すると納付書を発送してもらえます。「申出書」も日本年金機構の公式サイトからダウンロード可能で、こちらの提出期限は3月末です。
 

年金はまとめて前納するとお得になる!

国民年金保険料は、6ヶ月分以上2年分までまとめて前納することができます。所得が多いときにまとめ払いをしておけば、翌年収入が下がっても年金の支払いで悩むこともありません。前倒しで払っておけば経済的に余裕をもてますし、まとめ払いすることで割引も適用されます。余裕があるときにはできるだけまとめ払いを利用して、割引の恩恵をうけましょう。
 

出典

日本年金機構 国民年金保険料の「2年前納」制度
日本年金機構 国民年金前納割引制度(現金払い 前納)
日本年金機構 国民年金保険料の現金(納付書)による2年前納のお申込みを受け付けています
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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