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「残業月40時間」ですがつらいです…転職すべきでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2022年6月22日 12時40分

「残業月40時間」ですがつらいです…転職すべきでしょうか?

毎日のように残業していて定時退社できる日がほとんどないと、ゆっくり休めず疲れがたまりがちですし、自分の時間が取れないと気持ちの上でもゆとりをなくしてしまいます。他の人と比べて自分の残業時間は多いのか気になる人もいるでしょう。   今回は、日本で働く人の平均残業時間や職種別・年代別の残業時間、個別にどれくらいの時間残業をしているのかを紹介します。

平均残業時間はどれくらいか


厚生労働省が実施している「毎月勤労統計調査」の令和4年3月確報によれば、1ヶ月当たりの所定外労働時間の平均は10.4時間とされています。ただし、この時間は企業から申告された時間を基準として計算された数値です。そのため、企業が申告する際に数値を調整している場合は正確な時間でない可能性があります。
 
一方、別のデータとして、転職サイトを運営する「doda」が1万5000人に対して令和3年4~6月の残業時間を調査した結果では、全職種の1ヶ月当たりの平均残業時間は20.8時間でした。1ヶ月に20日働くとすれば、調査対象の1万5000人は1日に約1時間残業をしている計算になります。
 

職種や年代による残業時間の違い

残業時間は職種や年代によっても違いがあります。先のdodaが行った調査によれば、平均残業時間が最も少ない業種は秘書・受付と医療事務アシスタントで共に10.5時間でした。また、TOP10までにランクインした職種のうち、7つまでが事務系、アシスタント系の職種という結果になりました。
 
一方、残業の多い職種は1位が設計監理、施工監理、コンストラクションマネジメントで38.3時間という結果となり、2位のプロデューサー、ディレクター、プランナー(出版・広告・Web・映像関連)の32.5時間と比べて約5時間多くなっています。
 
年代別では40代が22.2時間と最も多く、次いで30代、50代、20代の順でした。男女別では男性の40代(24.7時間)、30代(24.3時間)、女性の40代・50代(共に16.0時間)が他の年代に比べて残業時間が多い傾向があります。
 

実際の残業時間は人によってばらつきがある

数値としての平均残業時間は20.8時間となりましたが、個別の残業時間の実態はどうなっているのでしょう。先のdodaの調査では、実際の残業時間は5時間未満の人が24.0%と最も多く、次いで20~25時間未満の人が13.5%、3番目は10~15時間未満の人で13.0%でした。逆に多いほうは60時間以上の人が最も多く5.5%、次いで40~45時間未満の人が8.4%、3番目は50~55時間未満の人で3.2%となっています。
 
20.8時間という時間はあくまで平均値であって、実際の残業時間は人によってかなりばらつきがあり、少ない人が多い反面残業時間が多い人も少なからずいることがデータから判断できました。相談者の人は1日平均2時間、1ヶ月に40時間程度残業しているとのことですので、平均残業時間と比べても多いですし、個別の残業時間データと比べても多い部類に入っているといえるでしょう。
 

残業時間が多くつらいと感じているなら転職も検討を


全職種の平均残業時間は、厚生労働省のデータとdodaのデータで、調査した時点が異なるとはいえ、開きがありました。また、全職種の平均残業時間は20.8時間となりましたが、実際の残業時間は職種や年代によって異なり、5時間未満の人が最多である半面、60時間以上の人も少なからずいます。
 
残業時間が多く、自分の時間が取れないことをつらいと感じているなら、転職も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
 

出典

厚生労働省 毎月勤労統計調査概況(令和4年3月確報)
doda 平均残業時間の少ない仕事・多い仕事は?90職種別の残業時間ランキング
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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