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つみたてNISAの積立金額、収入によって増やしたり減らしたりできる?

ファイナンシャルフィールド / 2022年6月24日 12時20分

つみたてNISAの積立金額、収入によって増やしたり減らしたりできる?

つみたてNISAは長期間続けるものなので「収入が減って毎月の積み立てが苦しくなってきた」「収入が増えたので、増額を検討したい」という事態も当然起こりえます。   積立金額を変更したいと思ったときに、変更することが可能なのか、また変更できる金額に制限はあるのかといった疑問について、この記事では詳しく解説していきます。

つみたてNISAの積立金額変更は可能

つみたてNISAの積立金額はいつでも変更できます。年間積立金額についての制度上のルールは「非課税で投資できる金額は毎年上限40万円」ということだけで、金額変更についての制限はありません。
 
ただし、つみたてNISAは決められた金額を長く積み立てることが原則なので、多くの金融機関では、年間非課税枠である40万円を12ヶ月で割った金額である3万3333円を1ヶ月当たりの積立上限金額としています。
 
しかし、積立金額の設定は100円単位、1000円単位など金融機関によって細かな違いがあるため、3万3333円に設定できないケースもあります。また、つみたてNISAの最低買い付け金額は100円、1000円、5000円など金融機関によって異なり、最も積立金額を幅広く設定できる金融機関の場合は、100円~3万3333円の間で積立金額変更が可能です。
 

積立金額変更の手続きと「増額設定」

つみたてNISAの金額変更はネット銀行や証券であればパソコンやスマホを使ってWeb上で行うことができます。それ以外の場合は、窓口で手続きが可能です。
 
もし、収入が増えて積立金額を増やす場合、「40万円の非課税枠ぎりぎりまで使い切りたい」という人は「増額設定」を検討しましょう。
 

・増額設定

積立金額の上限は3万3333円(1ヶ月)ですが、3万3333円を12ヶ月間積み立てても40万円の非課税枠を使い切ることはできません。また、年の途中からつみたて金額を増やす場合も、月ごとの積立金額上限は決まっているため、非課税枠が残ってしまいます。
 
こうしたケースで使いたいのがボーナス月だけ積立金額を増やす「増額設定」です。ボーナス月は年2回までなら好きな月に設定できるので、例えば11月と12月をボーナス月に設定して非課税枠を使い切ることもできます。
 

積立金額を変更するときの注意点

積立金額は極端にいうと毎月変更することも可能です。しかし、つみたてNISAが支持を集めている理由のひとつが「ドル・コスト平均法」による平均購入単価の抑制であることを理解しておく必要があります。
 
投資信託の将来的な値動きは誰にも分かりません。あらかじめ決まった金額を続けて投資することで「高いときにばかり買ってしまう」「安いタイミングを逃してしまう」といった事態を避け、金額が高いときは買い付け口数を減らし、安いときは多く買うことが可能になります。
 
この恩恵を受けるためには、頻繁に金額を増減させないことがポイントです。収入によって積立金額を増やしたり減らしたりすることはできますが、月ごとに変えるのではなく、数ヶ月単位で考えたほうがメリットは大きいでしょう。
 

積立金額の変更は可能! よりお得につみたてNISAを利用するためには

つみたてNISAの積立金額は変更することができます。毎月積み立てている場合は、年間の非課税枠を12ヶ月で割った3万3333円が変更できる金額の上限です。非課税枠を使い切りたいときは「増額設定」を使うとよいでしょう。積立金額の変更はネット銀行や証券ならWeb上で、その他は窓口で行うことができます。
 
積立金額を短い期間で頻繁に変更しすぎるとつみたてNISAの恩恵を受けられなくなってしまうので、十分に検討して変更するようにしましょう。
 

出典

金融庁 つみたてNISA早わかりガイドブック
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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