【名探偵コナン】「毛利小五郎」の事務所はどれくらい仕事が来るの？年収は？

ファイナンシャルフィールド / 2022年6月24日 9時40分

『名探偵コナン』に登場する毛利小五郎は探偵業を営む元刑事。江戸川コナンの類いまれな推理力によって、世間では「眠りの小五郎」と評される自称名探偵です。小五郎が営む探偵事務所には、評判を聞きつけてたびたび依頼者がやってきます。小五郎自身はテレビ出演も果たすなど、懐はかなり潤っているようにも見えます。では、実際のところ、小五郎はどのくらい稼いでいるのでしょうか。現実の探偵業と比較しながら検証してみます。

一般的な探偵業の年収と仕事内容

求人ボックスの給料ナビによると、探偵の仕事の平均的な年収は正社員で約404万円です。月収換算すると34万円前後が相場で、日本人の平均的な年収とほぼ変わらない水準となります。

ただ、小五郎は雇われ探偵ではなく、事務所を営む個人経営の探偵です。しかも、従業員を何人も抱える大手事務所というわけではなく、基本的には小五郎自身が一人で運営している探偵事務所のようです。

ストーリー上、小五郎の事務所にはたびたび殺人事件の調査依頼が舞い込んできますが、現実の探偵業で殺人事件を請け負うことはほとんどありません。実際は浮気調査で稼いでいる探偵事務所が多く、他には身辺調査や人探し、企業の信用調査などで成り立っています。

毛利小五郎の年収はどれくらい？

探偵の報酬形態は、時間単価型と日にち単位型、そして成功報酬型の3種類に分けられます。小五郎の報酬形態がどれに当てはまるかは作品中から読み取れませんが、東京近郊の腕の良い探偵の時間給は3000～4000円前後になるともいわれています。

仮にその時間給で換算するとして、小五郎が1日6時間の調査を3日間行ったとすれば、報酬は5万4000～7万2000円。同様の依頼を月5件こなしていたとしますと、月収は単純計算で27～36万円、年収だと324～432万円程度となります。

ただ、小五郎が作中で浮気調査や行動調査をしている描写は数えるほどです。また、作品内では依頼ではなく、たまたま事件に巻き込まれることも多く、その場合は事件を解決に導いても報酬は発生しないでしょう。そう考えると、毛利小五郎が探偵業だけで得ている収入は、もしかしたらもっと低いのかもしれません。

毛利小五郎には探偵業以外にも副収入がある？

毛利小五郎には、探偵業以外に不労所得を得ているという情報もあります。というのも、毛利小五郎の探偵事務所はビルの2階に入っていますが、実はこのビル、賃貸ではなく毛利小五郎が親から譲り受けた持ちビルであるようです。

ビルの1階には「ポアロ」という喫茶店が入っていますので、毛利小五郎には探偵業の収入の他に、このポアロから入る家賃収入があると考えられます。ポアロの家賃収入が仮に月30万円だったとしますと、それだけでも年収は360万円あるという計算です。

また、表向きはポアロのアルバイトスタッフとして働く安室透から、探偵の仕事を教えるために料金をもらっているようですし、その他にもコナンの両親から1000万円の養育費を受け取るという描写もあります。こうした副収入を加えると、毛利小五郎は普通の探偵以上の大きな収入を得ていることになります。

毛利小五郎の推定年収は1000万円！ただ散財も多い

探偵業や家賃収入、安室透の授業料、さらにはコナンの養育費など、もろもろの収入を合わせますと毛利小五郎の年収は1000万円を超えていても不思議ではありません。

ただ、本編では毛利小五郎が散財の末、ひと晩で800万円以上の借金を抱えるという話もあります。競馬で負けている描写も多いので、たくさん稼いでいても、手元に残るお金はそこまで多くないのかもしれません。