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【定年後のリアル】「年金」をもらえても働いた方がいい? みんなはどうしてる?

ファイナンシャルフィールド / 2022年6月24日 10時30分

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定年後の生活を考える上で、継続して働くのかどうかということは、重要な要素だといえます。「年金」をもらいはじめても、働いた方がいいのか悩んでいる方は多いのではないでしょうか。   この記事では、定年後「年金」を受給しながら働きたいと思っている人はどれぐらいいるのか、またどのような働き方を希望しているのか、などを調査してみました。

定年後の就労希望

定年後すぐは、体力的にも気力的にもまだまだ充実していて、継続して働く意欲もあり、半数以上の人が働きたいと考えています。60代前半の男性の約7割の人が、女性は半数強の人が働いています。
 
しかし、年齢を重ねるにつれ、働きたいと考える人が減少し、働きたくないと考える人が増加していきます。60代後半で働いている人は、男性は約4割、女性は約3割と減少しています。
 
働きたい理由としては「生活費や扶養費のため」がおよそ6割、「社会との接点を持ちたいから」がおよそ3割となっており、その他には「健康維持のため」や「働くことが好き」「時間が余っている」などがあるようです。
 
定年後に働きたくないと考えている人はおよそ2割で、「趣味などの他にやりたいことがある」や、「家族や友人との時間がほしい」などの仕事以外のことがやりたい場合や、「健康面に不安がある」などの理由が挙げられています。
 

定年後の就労形態

男性の60代前半で就労している人の半数弱が正社員、およそ3割の人が契約社員や嘱託社員、3割強の人がアルバイトやパートタイムとして働いています。
 
半数弱が正社員として就労している背景としては、60代前半で継続して働いている男性のうち半数強の人が、再雇用契約によって、同じ会社やグループ会社で働いているとされているためです。
 
しかし、60代後半になりますと、正社員はおよそ2割、契約社員や嘱託社員は3割弱となり、アルバイトやパートタイムは3割強となります。女性の場合は60代前半後半ともに、就労している人の7割弱の人がアルバイトやパートタイムとして働いています。
 

定年後の働き方

定年後の働き方としては、家から近い職場での勤務や、勤務日数や勤務時間は定年前よりは少なく働きたい、と希望している人が多いようです。
 
働く理由としても、60代前半では「生活費や扶養費のため」が約6割を占めていますが、60代後半になると約4割に減少し、「健康維持のため」が半数を占め、「元気なうちは働くのが当たり前だから」などが増加してきます。働く理由は年数を経るごとに、お金のためよりも健康や生きがいなどのために働きたいと変化していくようです。
 
定年後の理想の働き方は「これまでに培ってきた知識や経験を生かして働きたい」や、「パートタイムなどで自由に働きたい」「自分の趣味を生かした職業で働きたい」など、のんびりと楽しく働くことを希望している傾向があります。
 

定年後の生き方を考える

現在でも、日本人平均寿命は年々高齢化しています。2040年には、男性は83.27歳、女性は89.63歳になると推計されています。それは、定年後の人生がどんどん長くなっているということです。
 
もちろん長くなっただけ生活にかかるお金も必要になりますので、健康で生きがいのある豊かな生活をするためにも、働ける環境があるのであれば、働くという選択もあります。
 
また、働く以外にやりたいことがあるのであれば、元気に活動できるうちにそれに没頭するということも選択できます。それぞれ自分の状況に応じて、定年後の生き方を考え、選択する必要があるのではないでしょうか。
 

出典

電通 電通総研、「シニア×働く」調査を実施
MarkeZine 定年後も仕事を継続する人が多数派に
厚生労働省 平均寿命の推移
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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