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単身世帯は年間手取り金額のうち14%を貯蓄している! 2人以上の世帯と比べて高い? 低い?

ファイナンシャルフィールド / 2022年6月27日 11時30分

単身世帯は年間手取り金額のうち14%を貯蓄している! 2人以上の世帯と比べて高い? 低い?

あなたは手取り収入の何%を貯蓄に回していますか? また、周りの人がどれくらい貯蓄しているか気になったことはあるのではないでしょうか?   「今の状況が適切かどうか分からない」、「将来に対する漠然とした不安があるから、なるべく貯蓄に回しておきたい」というのが現実ではないでしょうか。   しかし、やみくもに貯蓄するのは、むしろ効率が悪いことがあります。保険やローンで備えた方がよいお金もあります。

単身世帯は14%、2人以上世帯は11%という現実

手取り収入の何%を金融資産として貯蓄にしたか。他人の懐事情は気になるものですが、金融広報中央委員会が「家計の金融行動に関する世論調査」(2021年)の中で、興味深い調査を行っています。
 
単身世帯では手取り収入の14%、2人以上世帯では11%を貯蓄していることが分かりました。この数字はあなたにとって高いでしょうか? 低いでしょうか?
 
この数値の受け取り方に、正解はありません。他人の懐事情が気になるのは正解がないですが、できるだけ多く貯蓄に回すのがよいのかというと、実はそうでもありません。
 

そもそもなぜ貯蓄が必要なのか

そもそも、なぜ貯蓄が必要なのか考えてみましょう。
 
「病気やけがに備えるため」「万一の事態があっても、家族が困らないようにする生活資金として」「将来の住宅購入資金を貯めるため」など、人によってさまざまな理由があります。突き詰めると、お金を貯める理由は将来のリスクに備えるためと、大きな出費に備えるためです。
 
しかし、将来のリスクに備えるには、必ずしも貯蓄が最適とは限りません。一家の大黒柱が急逝してしまうのは大きなリスクですが、そのリスクが発生する可能性はゼロではないものの、可能性は高くはありません。
 
このような発生の可能性が低いリスクであれば、貯蓄ではなく、保険でカバーする方が効率的です。保険の種別としては、死亡保険や火災保険がこれにあてはまります。
 
また、最近は少額短期保険という、比較的保障額の小さい保険が注目されています。傷害保険やペット保険など、さまざまな種類の保険が販売されています。リスクをコントロールする方法として、選択肢が増えるのは歓迎すべきことでしょう。
 
あるいは、ローンの利用も時間を買うという意味では、上手に利用すべきです。例えば、住宅購入で購入資金が貯まるまで待っていては、本当に住宅が必要な時期は過ぎてしまいます。家族が増えたタイミングこそ住宅が必要なのです。
 

大切なのはリスクマネジメントの能力

人生にはさまざまなリスクが発生します。そのリスクをどのような方法でコントロールするか、というマネジメント力が大切です。
 
リスクマネジメントが上手な人であれば、手取り収入に占める貯蓄の割合は少なくて済むのです。つまり、お金の使い方、貯め方が効率的であるといえるでしょう。
 

出典

金融広報中央委員会 家計の金融行動に関する世論調査 令和3年(2021年)
一般社団法人日本少額短期保険協会 少額短期保険業とは
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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