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【2022年最新版】パートタイマーや派遣で働く女性の平均年収は?

ファイナンシャルフィールド / 2022年6月29日 10時10分

【2022年最新版】パートタイマーや派遣で働く女性の平均年収は?

厚生労働省の調査によると、非正規雇用で働く日本人は2090万人で11年ぶりに減少しました。一方で、女性が非正規雇用で働く割合は54.4%と、実に半数以上を占めています。   女性の働く割合が高い非正規雇用では、年間でいくら収入を得られるのでしょうか。   本記事では、非正規雇用として働いている女性の平均年収を紹介します。同じ非正規でも、雇用されている形で年収に違いがあるのか、併せて解説しているので参考にしてください。

非正規雇用で働く女性の平均年収は167万9000万円

 
2022年2月、連合(日本労働組合総連合会)が全国の非正規雇用で働く20歳以上60歳未満の女性1000人を対象に実施した調査では、非正規雇用で働く女性の平均年収は167万9000円でした。図表1にある通り、100~199万円を収入として得ている割合が35.0%と最も高いです。次に100万円未満では31.1%となりました。
 
【図表1】

図表1

 
図表

 
300万円以上の収入が得られている割合はわずか8.4%で、非正規雇用の厳しい現実も調査から見てとれます。
 

同じ非正規雇用でも雇用形態の違いで年収差も大きく違う

雇用形態の違いで年収も大きく変わります。図表2にある通り、パートタイマーやアルバイトは100~199万円が平均年収として最も高い割合となりました。200万円以上の年収から割合は減少していて、300万円以上では5%未満です。
 
【図表2】

図表2

 
一方、有期雇用や非常勤公務員、派遣社員は平均260万円前後の年収を得ています。平均年収別で見ますと、200~299万円がボリュームゾーンであることも分かりました。以上から、雇用の形態によって年収も大きく違います。
 

今後の女性の働き方には課題がある

非正規雇用で働く女性の平均年収を解説しました。非正規雇用で働く女性全体の平均年収は167万9000円です。雇用形態によって、100万円ほど平均年収に開きがあることも調査から分かっています。
 
世帯の状況によって差はありますが、非正規雇用で働く女性の91.6%は平均年収300万円を下回ります。一方で収入を増やしたい女性は77.1%もいて、理想と現実に少なからずギャップがあるといえるでしょう。
 
とくに「女性の活躍」について思うこととして、半数近い49.9%が「女性だけに働くことと家事・育児の両立を求める風潮に疑問を感じる」と回答しました。
 
非正規の仕事を選ぶ理由として、「家事・育児・介護の時間が必要だから」が全体の35.2%を占めることからも、今後は社会だけでなく、1人ひとりが性別における無意識の役割分担意識を取り払っていく必要があるでしょう。
 

出典

厚生労働省 令和2年版働く女性の実情 令和2年の働く女性の状況
日本労働組合総連合会 非正規雇用で働く女性に関する調査2022
 
執筆者:川辺拓也
2級ファイナンシャルプランナー

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