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全国に広がる自転車保険の義務化! みんな自転車保険に入ってるの?

ファイナンシャルフィールド / 2022年7月1日 23時10分

全国に広がる自転車保険の義務化! みんな自転車保険に入ってるの?

令和2年4月、「東京都自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」が施行され、東京都でも、自転車利用中の対人賠償事故に備える保険等への加入が義務付けられました。   過去には、男子小学生が自転車走行中に歩行中の女性と衝突し、意識が戻らない状態となり、裁判所に約9500万円の賠償を命じられた事例もあります(※1)。   自転車損害賠償責任保険等への加入を義務付ける条例の制定の動きは全国の自治体に広がっており、国土交通省によると、令和3年10月の時点で義務化や努力義務とする条例が制定されたのは34都道府県・2政令指定都市に上っています(※2)。

自分が住んでいる自治体で、自転車保険の加入が義務化されているか知らない人が半数以上


それでは、実際にどのくらいの人が自転車保険に加入しているのでしょう。マイボイスコム株式会社は、自転車保険に関する調査を実施しましたので、結果を見ていきましょう(※3)。
 
調査対象者のうち、自転車を利用する人は半数近くでした。3割が週1回以上利用しており、自転車利用者の6割以上を占めています。自分が住んでいる地域で自転車保険の加入が「義務または努力義務となっている」と回答したのは38.4%で、「義務または努力義務となっていない」は7.1%となっています。
 
実は「わからない」が53.3%と半数以上となっており、自分の住んでいる自治体で自転車保険の加入が義務化されているかどうか分からない人が多い結果になりました。
 

自転車利用者の6割が自転車保険に加入


自転車保険に加入しているのは、自転車を利用している人のうち60.4%であることが分かりました。自転車を利用するのが「ほとんど毎日」という人では7割以上が加入していますが、「月1回以下」では5割にとどまっています。
 
あまり乗らないのに保険に入るのはもったいないと思っているのでしょう。30代男性や70代女性では「加入していない」人が多く、10〜20代では親が払っている可能性があるからか「加入しているかどうかわからない」が多いようです。
 
加入している自転車保険のタイプについては、「自分が契約:家族型」が41.8%で最も多く、次いで「自分が契約:契約者本人のみが対象」が34.6%となっています。また、「自分以外の家族が契約:家族型」が18.7%となっており、自転車を共同で使っている人が多いのか、家族型に加入している人が6割以上となっています。
 

自転車保険の義務化をきっかけに保険に加入した人が多い

自転車保険加入のきっかけを聞いたところ、「自転車保険加入が義務化された」が加入者の37.4%で最も高く、義務化を機に加入した人が多いことが分かります。
 
他には、「自動車保険や火災保険、家財保険、共済などの加入・見直し」が23.2%、「自転車を購入した・買い替えた」が19.1%、「自転車に関する事故を見聞きした、事故にあった」が11.3%となっています。
 
自転車保険に加入する時に重視した点は、「保険料が手頃」「補償内容の充実度」が最も多く、次いで「商品のわかりやすさ」、「補償金額」「事故時の対応力」が続きました。
 
自転車保険への要望については、「自治体ごとの義務ではなく自動車保険のように社会の義務にしてほしい」「修理の割引など補償以外のサービスの充実」「保険料が安くなってほしい」「自転車売り場などで目につく場所にお知らせが欲しい」「自転車を買うときに必ず加入することにすればよい」といったコメントが寄せられました。
 
自分の住んでいる地域が自転車保険を義務化しているかどうかに関わらず、万一のことを考えて自転車保険には加入しておいた方がいいでしょう。
 

出典

※1:東京都自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例
※2:国土交通省 自転車損害賠償責任保険等への加入促進について
※3:マイボイスコム株式会社 『自転車保険』に関する調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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