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雲の形作りの片割れ? 短期的なトレンドを表す、一目均衡表の「先行スパン1」とは?

ファイナンシャルフィールド / 2022年7月4日 1時30分

雲の形作りの片割れ? 短期的なトレンドを表す、一目均衡表の「先行スパン1」とは?

前回は、一目均衡表のうち、「遅行線」についてお伝えしました。今回は、一目均衡表で「雲」を形成する線のひとつ、「先行スパン1」について確認していきたいと思います。

先行スパン1とは

一目均衡表での「先行スパン1」の計算式、および考え方は次のとおりです。
 
先行スパン1=(転換線+基準線)÷2を、当日を含めて26日先行させたもの
 
簡単にいうと、一目均衡表の転換線の値と基準線の値の平均値を、当日から数レンドを表しています。
 
言葉で理解するよりも目で見たほうが分かりやすいので、実際のチャートで先行スパン1を確認してみましょう。
 
図表1
〇日経平均株価指数(日足)、一目均衡表

出典:TradingView Inc. TradingView
※解説を目的に使用しています
 
図表1のチャートでは一目均衡表の基準線を赤茶色、転換線を青色、遅行線を黄緑色で示していますが、薄緑色の線が先行スパン1です。
 

先行スパン1は「雲」を形作る一辺

先行スパン1の特徴は、一目均衡表でいうところの「雲」を形作る一辺となっている点です。雲とは、先ほどのチャートにある薄緑色や薄赤色の線で挟まれた価格帯をいいますが、上昇相場のとき、雲は薄緑色になり、下落相場のときはピンク色になります。
 
チャートで見ても分かるように、薄緑色の雲が現れているとき、先行スパン1は雲の上辺にあり、逆にピンク色の雲が現れているときは下辺にあります。
 
雲の意味や考え方については続く記事で解説しますが、ここでは先行スパン1が雲の一辺を担っていることを覚えておいてください。
 

まとめ

先行スパン1は、一目均衡表における「雲」という考え方を知るうえで、非常に重要な線といえます。先行という言葉にあるように、相場が将来、どのようなトレンドで動くかを知るひとつの目安にもなります。
 

出典

TradingView Inc. TradingView
 
執筆者:重定賢治
ファイナンシャル・プランナー(CFP)

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