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定年後のクレジットカードは「家族カード」を検討すべき? 老後のカードをめぐるリスクと防止法

ファイナンシャルフィールド / 2022年7月8日 23時0分

定年後のクレジットカードは「家族カード」を検討すべき? 老後のカードをめぐるリスクと防止法

家庭の収支が大きく変化する定年後は、保険や車、住居費などさまざまな見直しが必要になります。   クレジットカードの利用もその1つで、老後におけるカード利用は、現役時代にはなかったようなリスクに注意しなければいけません。   そこで本記事では、老後のクレジットカードをめぐるリスクと、その防止法について解説していきます。

老後のカード利用は現役時代に比べてリスク増


老後におけるカード利用は、収入面・健康面からさまざまなリスクが懸念されます。ここでは、以下の3つのリスクについて考えましょう。
 

収入減で入会審査に通らないリスク

定年後は現役時代に比べて収入が減少することから、新たなカード発行の際に審査に通らない可能性も出てきます。
 
クレジットカードの審査では、入会時の収入状況から支払い能力を判断することが一般的です。そのため、収入が限られる老後では現役時代のように気軽にカード申し込みができないリスクがあります。
 

不正利用へのリスク

キャッシュレス化が広く普及する一方で、高齢者がカードを利用する際は、不正利用にも注意しなければいけません。カードの盗難や偽造による不正利用や電子マネーの盗難など、クレジットカードを利用した犯罪は多様化しています。
 
老後にクレジットカードを利用する際は、こうした犯罪に巻き込まれないように、きちんと利用状況を管理しておく必要があります。
 

認知症による家計管理へのリスク

老後におけるカード利用では、判断能力の衰えにも注意が必要です。認知症によって資産や支払い状況の管理が難しくなるのは、多くの人が直面するリスクでしょう。
 
インターネットで不要なものを購入してしまったり、カードの支払いを失念してしまったりと、自分1人ではカードの管理ができなくなる可能性もあります。
 

家族カードの利用でリスクを低減できる


老後のカード利用によるリスクへの対策として、「家族カード」の発行が挙げられます。家族カードとは、本会員の家族に発行されるもので、本カードと同様に買い物や支払いに利用できるカードです。
 
前項で挙げた3つのリスクは、家族カードの発行によって低減できる期待があります。
 
まず、家族カードの発行は本会員の信用情報に基づいて行われるため、家族カード利用者の資産状況や支払い能力は考慮されません。そのため、収入が減少する老後でも現役時代と同様にカードを発行することが可能です。
 
また、家族カードの利用明細は、本カードで一括管理されます。そのため、万が一不正利用された場合や、見慣れない利用履歴があった場合は、家族がすぐに気付けるメリットがあります。
 

老後はクレジットカードの利用方法を見直そう

老後は収入面・健康面に大きな変化が訪れることから、クレジットカードの利用方法についても改めて見直す必要があります。
 
「不正利用にすぐに気付ける自信がない」「資産管理の能力が衰えている気がする」と感じる場合は、家族カードの利用へ切り替えることもひとつの方法です。
 
家族カードの利用明細は本会員にて一括管理されるため、離れて暮らす家族でもカードの利用状況がすぐに確認できる安心感もあるでしょう。
 

出典

独立行政法人国民生活センター 各種のキャッシュレス支払いと消費者保護
公益財団法人神戸医療産業都市推進機構 医療イノベーション推進センター アルツハイマー病情報サイト アルツハイマー病と金銭管理
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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