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リバースモーゲージとリースバックの違いは何? それぞれ向いているのはどんな人?

ファイナンシャルフィールド / 2022年7月15日 11時20分

リバースモーゲージとリースバックの違いは何? それぞれ向いているのはどんな人?

まとまった資金を得る手段の一つとして、自宅を上手に活用する方法があります。しかし、思い入れのある家を売却することに、抵抗を感じる人は多いかもしれません。   そのようなときに、自宅をすぐに手放すのではなく、住み続けながら資金を作ることが可能な方法があります。   今回は、リバースモーゲージとリースバックについて、それぞれの違いと、向いている人の傾向などを紹介していきます。

リバースモーゲージとは?

リバースモーゲージとは「自宅を担保にして資金を借りること」です。
 
しかし、ただ担保にするのであれば、一般的な融資と変わらないと感じる人もいるでしょう。通常の融資は、元金と利息を毎月支払うのが一般的です。
 
ところが、リバースモーゲージは毎月利息しか支払う必要がありません。元金は、契約者が亡くなったときに、担保として提供した自宅を売却することで、一括返済するのが特徴です。そのため、月々少ない額の返済だけでまとまった資金を得ることができます。
 
リバースモーゲージは、不動産を相続させるような身内がいない人や、自宅を手放さずにまとまった資金が必要なときに向いています。
 
もしも相続する身内がいる場合、返済時に自宅の価値が下がっていても、差額を相続人が負担することもありません。ただし、資産価値がプラスに転じていたときは、相続人が差額を受け取ることも可能です。
 

リースバックとは?

リースバックは「自宅をリースバック業者に売却したうえで、売却後は自宅購入者と賃貸契約を結んで住み続ける」仕組みのことをいいます。自宅を完全に売却するため、返済する心配はありません。
 
通常であれば、自宅を売却したときは期限までに明け渡すのが一般的です。ところが、リースバックはそのまま住み続けられるというメリットがあります。ただし、賃貸物件として借りることになるため、規約に従う必要が出てきますし、賃料も発生します。
 
リースバックは、住宅ローンの返済が難しくなったときや、慣れた自宅に住みながら資金を得たい人に向いている方法です。
 
将来的に買い戻したいときには、「再売買予約権」をつけておくこともできます。ただし住宅ローンが残っている場合、せっかく売却しても、賃料によってはそれ以前の経済状況とあまり変化がないケースも出てきます。経済的なバランスを取るためには、事前に十分検討することがポイントです。
 

リバースモーゲージとリースバックの主な違い

リバースモーゲージは「自宅を担保にして融資を受ける」ことですが、リースバックは「自宅を売却して資金を作る」ことです。自宅を基に資金繰りができる点は同じですが、借りるか売却するかの違いがあります。
 
また、リバースモーゲージは金融機関との契約になりますが、リースバックはリースバック業者との契約になるという点も違います。どちらも、そのまま住み続けることができる点は同じです。
 

それぞれの特徴を考えて検討することが大切

自分の家にそのまま住みながら資金を手にできる点は、リバースモーゲージもリースバックも同じです。しかし実際には、借りるか売却するかの大きな違いがあります。
 
どちらが向いているか検討するには、住宅ローンや相続人なども考慮に入れるといいでしょう。
 
自分にとって、実際にどのようなメリットやデメリットがあるのか慎重に判断したうえで、上手に活用することが大切です。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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