【うちの子にマイクロチップ埋め込みたくない!】迷い犬・猫の捜索費用っていくら?
ファイナンシャルフィールド / 2022年7月15日 11時30分
![【うちの子にマイクロチップ埋め込みたくない!】迷い犬・猫の捜索費用っていくら?](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/financialfield/financialfield_150384_0-small.jpg)
2022年6月から法改正によりペットへの「マイクロチップ」の装着と飼い主に関する情報の登録が義務化されました。 以前からペットショップなどでマイクロチップを装着しているケースはありましたが、義務化を受けて「うちの子も該当するのか」気になる飼い主は多いのではないでしょうか。 そこで今回は、マイクロチップに関する基本的な情報と、ペットが迷子になったときの一般的な捜索方法と費用相場について紹介します。
マイクロチップ装着と登録は「義務」と「努力義務」に分かれる
![](https://financial-field.com/wp/wp-content/uploads/2022/07/1.FamVeld.jpg)
まず知っておきたいのは、「マイクロチップ」の形状です。外側に生体適合ガラスを使用した電子標識器具で、直径約2×長さ約12ミリメートルの円筒形です。最近ではさらに小型化し、直径1.4×長さ8.2ミリメートル程度が主流になりつつあるということです。
これを獣医師が専用の注射器を用いて皮下に埋め込むと、首輪や鑑札のように脱落する心配のない半永久的に読み込み可能な個体識別証になるのです。
ただし、全ての犬と猫にマイクロチップの装着義務があるわけではありません。実際には「義務」と「努力義務」に分かれています。では、どのように違うのか見ていきましょう。
・「義務」となるケース
マイクロチップの装着と登録が義務付けられたのは「令和4年6月1日からブリーダーやペットショップ等で販売される犬や猫」が対象です。そのため、ブリーダーやペットショップ等からペットを迎えた場合、飼い主が装着させる必要はありません。
しかし、装着しているマイクロチップの登録情報が販売業者のままになっていますので、猫や犬を迎える新たな飼い主の情報へと「登録変更」する必要があります。また、2022年6月以前にマイクロチップを装着して販売しているケースもありますから、該当する場合は早めに登録内容を業者から飼い主へと変更しておきましょう。
・「努力義務」となるケース
「努力義務」に該当するのは2022年6月以前に飼い始めた場合で、マイクロチップ未装着の場合です。また、2022年6月1日以降に迎えた犬や猫でも、動物保護団体や知人等からの「譲渡」であれば努力義務に該当します。自分のペットにマイクロチップを装着するかどうかは、飼い主の判断に委ねられています。
マイクロチップは動物病院で装着してもらうのが一般的ですが、自治体によってはその費用に補助金を支給していることも多いので、事前にチェックし活用すると良いでしょう。補助金は全額支給の場合もあれば、1000円〜1500円前後とさまざまです。
ペットが迷子になったときの捜索方法と普段から心がけておきたい対策
![](https://financial-field.com/wp/wp-content/uploads/2022/07/2.Kurdyukova-Olga.jpg)
マイクロチップを装着していない場合でも、普段からできる対策や捜索方法はあります。ここでは、マイクロチップを装着していないときの一般的な方法を紹介します。
・首輪やハーネスに迷子札をつけておく
まず、飼い主の連絡先を記した迷子札をつけておくことです。そうしておけば、迷子になったときでも保護してくれた人が連絡をくれる可能性が高くなります。希望の文言を印刷してくれる迷子札や電話番号などを刺しゅうしてくれる首輪もありますので、オーダーするのもいいでしょう。
・犬は鑑札や狂犬病予防注射済票から飼い主がわかる
犬の場合、登録したときにもらえる鑑札を首輪につけておくという方法もあります。鑑札をつけられない場合は、登録ナンバーをどこかに入れておくのも良い方法です。また、毎年もらえる狂犬病予防注射済票(金属プレート)でも飼い主を判別でき、迷子札の代わりになります。
・迷子になったら警察と保健所に連絡をする
犬や猫の行方がわからなくなったら、すぐに最寄りの交番と保健所に連絡しておきましょう。見つけた人が、いずれかに届けてくれることもあるからです。必ず特徴と首輪などの装着品を伝え、できれば写真も預けておくと判別しやすくなります。
民間業者にペットの捜索を依頼した場合の費用は?
ペットの行方がわからなくなったとき、「捜索に特化した民間業者」を利用するのも一つの手段です。犬や猫以外のペットも対象としていることも多いので、盗難の恐れがあるときは利用するといいかもしれません。
捜索を依頼したときの費用は、3日間で8万円前後~10万円前後です。事前の打ち合わせや延長料金がかかる場合もあります。
マイクロチップ制度を正しく理解して適切な迷子対策をすることが大切
犬と猫へのマイクロチップの装着は「義務」と「努力義務」に分かれています。2022年6月以前から飼い続けている場合の装着は「努力義務」に当たります。その場合は、必要かどうか判断して適切に対応することが求められます。
民間業者に捜索を依頼するのは相応の費用がかかります。迷子になった場合を想定し、普段からできることを飼い主として心がけてあげることも大切です。
出典
環境省 犬と猫のマイクロチップ情報登録に関するQ&A
環境省 オンラインでマイクロチップ情報を登録しましょう
京都市情報館 マイクロチップの助成制度について
横浜市 マイクロチップ装着推進事業
名古屋市 犬・猫のマイクロチップ装着費用の補助について
ジャパンロストペット レスキュー 捜索料金
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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