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【保有率6割超!?】「固定電話」をこのまま保有し続けたら月々いくらかかるんだろう?

ファイナンシャルフィールド / 2022年7月15日 12時10分

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携帯電話やスマートフォンの普及が進み、一般家庭における「電話機のあり方」にも変化が生じています。   実際のところ、一般家庭における固定電話の保有率はどのくらいなのか、また固定電話は必要なのか、気になる人もいるのではないでしょうか。   そこで、この記事では固定電話の保有率や保有し続けた場合の費用について解説します。

一般家庭における固定電話の保有状況は?

一般的な世帯における固定電話の利用スタイルは変化しつつあります。
 
ここでは、総務省が発表した調査結果をもとに、家庭における固定電話の保有状況を見ていきましょう。
 

・一般家庭における固定電話の保有率に関するデータ

総務省が2022年5月に発表した「通信利用動向調査」によると、調査対象母集団における固定電話の世帯全体の普及率は「66.5%」というデータが発表されています。つまり、全世帯のうち約3割は固定電話がない状況ということがうかがえます。
 

・なぜ「固定電話離れ」が起きているのか?

現代は「固定電話離れ」が進んでいるといわれています。なぜなら携帯電話やスマートフォンが広く普及したことにより、固定電話の必要性が低くなっているからです。加えて、個人主義が浸透しつつある現代では、世帯における電話連絡先の必要性も低下しています。
 
また、警察庁のまとめ(2018年)によりますと、「オレオレ詐欺」など特殊詐欺犯罪の被害者354人のうち97.5%が、犯人グループから最初に接点を持った連絡先が固定電話だったと回答しているほか、被害に遭わなかったケースでも9割以上が最初のコンタクトは固定電話だったと回答しています。
 
もっとも、世帯人数の減少や単身世帯の増加などの要因も、固定電話離れに拍車をかけているといえるでしょう。
 

固定電話料金はいくらかかるの?

家庭で固定電話を保有している場合、料金が気になるものです。固定電話の代表的な種類は「NTTの一般加入電話」「光IP電話」などに大きく分けられます。光電話の場合は月額で550円、050IP電話サービスの場合、月額料金は0円からとなっています。NTT一般電話は1870円が目安です。
 

固定電話を保有し続けるメリットや必要性は?

携帯電話やスマートフォンは固定電話とほとんど同じような機能を利用することができます。このことから、多くの人は自然と「固定電話は必要なのだろうか」という疑問が頭に浮かぶものです。固定電話を保有し続けるとメリットもあるため、必要に応じて選択すると良いでしょう。
 
そこで、ここでは固定電話を保有し続けるメリットや必要な理由をいくつか紹介します。
 

・通話料が安い

先述したとおり、固定電話であれば高くとも月額料金は1870円程度です。格安SIMの台頭などで、携帯電話やスマートフォンを安価で所持することも可能となってきていますが、月々の費用だけでみると、固定電話の方が費用を抑えることができます。
 

・携帯電話の番号を教えずに済む

携帯電話はプライベートな用事に使うことが多く、むやみに他人に教えたくないという人も少なくありません。このような場合に固定電話を保有していれば、代わりに電話番号を相手に伝えることができます。
 

必要に応じて固定電話を活用しよう

総務省が発表したデータによると、固定電話の保有率は6割超えとなっています。固定電話は保有し続けると料金がかかりやすいというデメリットがある半面、災害時に連絡が携帯電話等に比べてつながりやすいなどのメリットもあります。
 
ライフスタイルや用途を踏まえて、自宅に固定電話は必要かどうか、いま一度考えてみてはいかがでしょうか。
 

出典

総務省 令和3年通信利用動向調査の結果
NTT東日本フレッツ光 ひかり電話月額利用料
ソフトバンク BBフォンの料金
総務省 東日本大震災における通信の被災・輻輳状況、復旧等に関する取組状況(PDF)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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