今年の旅行、どうする?世間の旅行への意欲と、国内旅行と海外旅行それぞれの予算をチェック!
ファイナンシャルフィールド / 2022年7月18日 0時10分
![今年の旅行、どうする?世間の旅行への意欲と、国内旅行と海外旅行それぞれの予算をチェック!](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/financialfield/financialfield_150627_0-small.jpg)
さまざまな制限が少しずつ緩くなっていく中、夏休みの予定を立てあぐねている人もいらっしゃるのではないでしょうか。 久しぶりに思いっ切り旅行を楽しみたいという気持ちと、まだちょっと心配という気持ちが拮抗してしまうことも。さらに度重なる物価上昇や円安なども気になるところです。 そんな状況ですが、世間のみなさんは今夏の旅行をどうする予定なのでしょうか。ビッグローブ株式会社が発表した調査結果(※1)を見てみましょう。
国内旅行、海外旅行、今年はどちらが人気?
この調査は、20代~50代の男女1000人を対象に行われたもの。ずばり、旅行についての意識はどのようになっているのでしょうか。
「新型コロナ」「物価上昇」「円安」などの懸念点がある状況で、国内旅行をしたいと思う人は全体の67.2%。海外旅行については32.6%でした。2倍近くの差が開いていることから、「国内なら旅行したいけれど海外はちょっと遠慮しておきたい」と思っている人が多いということが分かります。
確かに日本の感染症対策については海外に比べて厳重に行われている印象ですし、移動費や宿泊費、お土産代などについても国内であれば円安の影響は心配しなくてよさそうです。
一方で海外旅行となると、「もし現地で発症してしまったら医療費はどうなる?」「帰国の際に隔離期間があるかも……」といった不安はもちろん、世界情勢的に旅行先の国の物価が急上昇している可能性や、何より円安で海外旅行はお金がかかるといった懸念があります。それを考えると、現時点で海外旅行に行きたいと思う人は少なくなってしまうのかもしれませんね。
ではいつ頃であれば海外旅行に行きたいかというと、見当がつかないという人がほぼ半数。具体的な時期として最も多かった「2024年以降」でも、7.4%という回答率でした。確かに、いつこの状況が落ち着いて円安から抜け出せるかなど、現時点では分からないですからね。
コロナの感染拡大状況や出入国制限の状況も、戦争やテロなどの状況も、いつどうなっているか読めないもの。「海外旅行に行きたいと思ってはいるけれど、それがいつになるかは分からない……」というスタンスの人が多いということが分かります。
国内旅行の予算と海外旅行の予算は?
では、国内旅行をしたいと思っている人は、どれくらいの予算を見積もっているのでしょうか。一人当たりの予算として最も回答率が高かったのは、「2万円〜3万円未満」でおよそ3割。僅差で2位だったのは「1万円〜2万円未満」でした。半数以上の人は、高くても3万円以内には抑えたいと考えているようです。
一方、海外旅行をしたいと思っている人の一人当たりの予算は、「10万円〜15万円未満」がおよそ3割で1位。2位は「5万円〜10万円未満」で、3位は「15万円〜20万円未満」。共におよそ2割でした。
このことから、ほとんどの人が5万円〜20万円の間に収めたいと考えていることが分かります。
ざっと計算すると、4人家族で夏休みに国内旅行をする場合、少なくとも8万円前後を目安に検討する人が多そうです。海外旅行の場合は、ざっくり40万円ほど見ておくといいのかもしれません。こう見ると、海外旅行は国内旅行の5倍ほどお金がかかるということになりそうです。
知っておきたい、国内旅行の割引サービス
この調査を見る限り、今年は国内旅行を選択する人が多そう。少しでもお得に国内旅行を楽しむためのキャンペーンを押さえておきましょう。
県民割とも呼ばれている、観光庁の「地域観光事業支援」(※2)。
これは、自分が住んでいる都道府県内の旅行が割引になるというもの。都道府県によって割引制度などは変わりますが、一人当たり5000円・商品代金の50%を上限に補助されます。
地域限定・旅行期間限定で使えるクーポンなど、地域産業の支援策を併せて実施しているプランであれば、さらに一人当たり2000円を上限に補助が追加されます。まとめると、最大で7000円の補助が出るということに。
5月20日時点では、この地域観光事業支援の期間が6月30日宿泊分(7月1日チェックアウト分)まで延長されています(※3)。ここのところ毎月延長が続いているため、今後も延長される可能性は十分にあります。こまめにチェックしつつ、地域観光事業支援に対応している旅行プランを探してみるといいでしょう。
ちなみに、この制度の認知度はあまり高くないようで、今回の調査対象のうち「知っているけれど利用したことも利用予定もない」という人がおよそ4割。実際に利用した・利用予定があるという人はたったの8%弱でした。
もっとも多かったのは「そもそもこの制度を知らない」という人で、半数を超えています。GoToなどと違い大々的に宣伝をしていないためか、認知度がかなり残念なことになっていますね。同一県内でサクっとお得に旅行気分を味わいたいという場合には、ぜひ活用したい制度です。
今年の夏、どこかに旅行したいけれどなにも決まっていない……という人は、近場の国内旅行で手を打ってみてもよさそうですね。
出典
※1 ビッグローブ株式会社「お金に関する意識調査 第2弾」
※2 観光庁「地域観光事業支援について」
※3 観光庁「県民割支援(地域観光事業支援(需要創出))の期間延長について」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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