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シェアサイクル、利用したことある? どうやって使っているの?

ファイナンシャルフィールド / 2022年7月16日 4時40分

シェアサイクル、利用したことある? どうやって使っているの?

近年よく見かけるシェアサイクル。例えば、東京都千代田区が運用する「ちよくる」では、1回会員の場合、最初の30分は165円、利用ごとに30分165円で借りることができます(※1)。月額会員の場合は月額2200円で最初の30分は無料で利用でき、それ以上は30分ごとに165円かかります。   千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、江東区、品川区、目黒区、大田区、渋谷区、中野区とは相互乗り入れを行っており、この中ならどこのサイクルポートに返却してもよいことになっているので便利です。アプリで近隣のサイクルポートの貸し出し可能な電動自転車と充電池の残量まで把握でき、予約もできます。また練馬区でも、今年4月より他区との乗り入れを開始したので利便性が増したようです(※2)。   シェアサイクルは、燃料を使用しない自転車利用を活性化することにより、Co2排出量を低減するほか、健康増進や放置自転車の削減などが期待されます。   それでは、実際にシェアサイクルを利用している人は、どんな使い方をしているのでしょう。シナネンホールディングス株式会社の実施した「シェアサイクルに関するアンケート」の結果を見ていきましょう(※3)。  

コロナ禍以降シェアサイクルの利用が増加


 
シェアサイクルの利用開始時期を聞いたところ、「1年以内(2021年4月以降)」という人が34.0%で最も多い結果となりました。次いで「2年以内(2020年4月~2021年3月)」が26.5%となっており、
 
6割の人がコロナ禍以降にシェアサイクルの利用を開始したことが分かりました。自転車であれば人との接触を避けられるため、感染リスクを減らすことができますね。
 
シェアサイクルを最も利用する用途や目的を聞いたところ、「近所への買い物・用事」が21.7%で最も多い結果に。男性は17.0%、女性は27.5%と大きく差があり、「近所への買い物・用事」では女性の方がシェアサイクルを利用していることが分かりました。次いで「自宅から通勤/通学先への移動」(14.2%)、「自宅から最寄りの駅までの移動」(11.0%)、「通勤/通学先の最寄り駅から通勤/通学先への移動」(8.7%)となっています。
 

 

自分の自転車を持っていても4人に3人はシェアサイクルを利用

シェアサイクルユーザーで自転車を保有している人は76.8%となっており、自分の自転車を持っているにもかかわらず、シェアサイクルを利用している人が多いことが分かります。
 
利用者の声を聞くと、「自分の自転車だと駐輪場のコストがかかるので、シェアサイクルを利用する」「行き帰りのいずれかで雨の場合に、シェアサイクルとバスを片道ずつ利用する」というように、状況に合わせてシェアサイクルを利用しているようです。運よく自分の通勤・通学ルートにシェアサイクルがあればラッキーですね。
 

シェアサイクル利用を推奨している企業では、利用率は8割以上

続いて、企業・団体においてシェアサイクル利用を推奨、許可しているか聞きました。その結果、所属する企業や団体から通勤・業務中の利用が推奨・許可されているのは45.7%でした。通勤・業務中のシェアサイクル利用を推奨されている企業や団体では、実際に利用しているのは81.9%と高い数字となりました。
 
シェアサイクルの移動手段以外の魅力を聞いたところ、「自転車が電動アシストタイプ」が全体では84.5%、女性では92.0%と高い数字となりました。電動アシスト自転車は、1台10万円以上と高価なため、シェアサイクルを利用するのでしょう。特に坂道が多い地域であれば、電動アシスト自転車は役に立ちますよね。一方、男性では「運動不足解消・体力の維持向上」が80.7%で1位となっています。
 
シェアサイクルは使いたい時に利用でき、相互乗り入れをしている地域に返却できる便利なサービスです。自分の行動範囲にサイクルポートがあるかどうか、チェックしてみてはいかがでしょう。
 

出典

※1:千代田区コミュニティサイクル事業「ちよくる」
※2:練馬区ホームページ「新たなシェアサイクル社会実験を開始します」
※3:シナネンホールディングス株式会社【シェアサイクル ユーザー調査】
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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