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老後に賃貸が借りられないのはなぜ? 高齢者が借りにくい物件の特徴

ファイナンシャルフィールド / 2022年7月20日 3時20分

老後に賃貸が借りられないのはなぜ? 高齢者が借りにくい物件の特徴

高齢者の割合が増えている日本で、空き家問題と並んで課題とされているのが高齢者の住宅確保の問題です。終の棲家(ついのすみか)として賃貸物件を選択する高齢者も多くいますが、高齢者が賃貸物件を借りようとすると、オーナーから断られるケースも少なくありません。なぜ高齢者は賃貸物件が借りにくいのでしょうか。   そこで今回は、高齢者が借りにくい物件の特徴について紹介します。

高齢者が賃貸を借りにくいのはなぜか?

一般的に、60代を過ぎるころになると賃貸を借りにくくなるといわれています。その理由は大きく分けて2つです。
 

収入が不安定になるから

60代に差し掛かると定年退職を迎える人が多くなり、年金だけでは収入が不安定になりがちです。家賃が回収できなくなると困るため、高齢者よりは安定した仕事に就いている若年層に部屋を貸したいと考えるオーナーも少なくありません。
 

健康面での不安があるから

健康面での不安があると、貸す側としては部屋での孤独死などを懸念してしまいます。高齢者の一人暮らしは安否確認がしづらいため、断られるケースが多くなっているのです。
 

高齢者が借りにくい物件の特徴

具体的に、高齢者が借りにくい物件の特徴として以下のようなものが挙げられます。
 

年齢制限を設けている

年齢制限を設けている物件の場合、オーナーが高齢者に貸すことに対して否定的なケースが多いです。貸すかどうか判断するのはオーナーであり、高齢者に貸すのを懸念するオーナーの場合は、当然借りるのが難しくなります。
 

家賃保証会社の利用が必要

家賃保証会社とは、家賃の滞納が発生したときに立て替えてくれる会社のことで、オーナーにとっては万一の担保となります。通常は保証人を立てることになりますが、家賃保証会社の利用が必要な場合、高齢だと審査に通りにくくなるため、借りられないケースもあるのです。
 

高齢者でも賃貸を借りるためにはどうする?

それでは、どうしても賃貸を借りたい場合にはどうすればよいでしょうか。次のようなケースで、入居が認められるケースもあるようです。
 

近くに親族がいることを強調する

近所に親族が住んでおり、定期的に訪問してくれるようなケースでは、家賃の未払いや孤独死のリスクを減らすことができ、オーナーの不安も拭い去ることができます。そうした旨をあらかじめ不動産会社に伝えておくことで、物件は探しやすくなるでしょう。
 

保証人を立てる

家賃保証会社の審査を通すのも一つの手段ではありますが、親族が連帯保証人になってくれる場合には、オーナーとしても安心して貸すことができます。
 

高齢者歓迎の物件を探す

空室率が増加している昨今は、最初から高齢者歓迎と銘打っているアパートも多く存在します。そのようなアパートは、住民たちも同じ境遇の人が多く、バリアフリー設備が整っていることも多くなっています。
 

老後に賃貸を借りたいなら準備をしておこう!

高齢者が賃貸を借りるためには、オーナーの不安をなるべく拭い去ることが必要不可欠です。そのため、老後に賃貸を借りたいと考えているのであれば、健康面や金銭面でのリスクをなるべく少なくするために事前に準備をしておきましょう。また連帯保証人など家族の協力を得るのも一つの手段です。安心して老後を過ごせるようによく検討することが大切といえます。
 

出典

国土交通省住宅局 家賃債務保証の現状
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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