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児童手当はどのように使う? 子どものための使い道

ファイナンシャルフィールド / 2022年7月21日 3時0分

児童手当はどのように使う? 子どものための使い道

子どもが生まれて市区町村に申請すると受け取ることができる児童手当。子どものために児童手当を使うにはどのような使い方が賢いのでしょうか。児童手当の使い道と貯め方について考えてみます。

児童手当とは

児童手当は、子どもを育てる家庭の生活の安定に加え、子どもの健やかな成長を支援することを目的として、0歳から中学校卒業までの子どもを育てている父母やその他の保護者に支給される手当です。
 
毎月の支給額は以下の表のとおりですが、児童手当は原則として、毎年2月、6月、10月に、それぞれの前月分までが支給されます。
 
表-児童手当の支給額

児童の年齢 児童手当の額
3歳未満 一律1万5000円
3歳以上小学校就学前 1万円(第三子以降は1万5000円)
中学生 一律1万円

※筆者作成
 
令和4年10月支給分からは、児童を養育している方の所得が所得制限限度額以上、所得上限限度額未満の場合は、特例給付として月額一律5000円の受給となり、所得上限限度額以上の場合児童手当は支給されなくなります。本記事では所得制限と所得上限についての記載は省略しています。
 

中学卒業までに受け取れる額

子どもを育てる父母の所得が所得制限限度額未満で、かつ、子ども1人を育て、0歳から15歳までの15~16年間児童手当を受け取ったと仮定します。
 
誕生から3歳までの3年間の児童手当の額は毎月1万5000円となり3年間で54万円、3歳から中学校卒業までの児童手当の額は毎月1万円となり年間12万円、誕生月により12~13年間受け取ることができ、144万円~156万円、中学校卒業までに約200万円受け取ることができます。
 
毎月1万円~1万5000円と考えると子どもにかかる生活費や食費などで気付かないうちに使ってしまう額かもしれません。児童手当は約200万円という大きな金額になりますので、子どものために賢く使いたいものです。
 

児童手当の賢い使い方

人生の三大支出の1つが子どもの教育費といわれています。特に子どもが大学や専門学校に進学した際には、入学金などでまとまった額を学校等に納付することが多くなります。よって児童手当は、大学や専門学校進学時の教育費のために使うことが賢い使い方となります。
 
しかしながら、受け取った児童手当を、給与などが振り込まれたり日常の支払いをしたりする金融機関の普通預金の口座に入れたままにしておくと、食費や日用品の支払いなどで気が付かないうちに使ってしまいます。
 
そこで、日常で使用する口座と別に児童手当を貯めるための口座を作り、児童手当を受け取ったら児童手当を貯める専用の口座に移すか、あらかじめ児童手当は専用の口座に振り込んでもらうなど、日常で使用する口座と分けておくようにしましょう。
 
金融機関の口座を分けて子どもの教育資金を貯める方法以外にも、児童手当を受け取ったら、積立型の定期預金に預け替えをする方法、貯蓄型の保険商品の保険料とする方法や、投資信託などで積み立てていく方法などもあります。
 
受け取った児童手当をどのように運用するかは各家庭で異なりますが、いずれにしても児童手当は、子どもの将来の教育費のために貯めておくものだということを頭の中に入れておき、日常の支払いに使う口座とは分けておくことが賢い貯め方や、賢い使い方に繋がるのです。
 

出典

内閣府 児童手当
 
執筆者:杉浦詔子
ファイナンシャルプランナー/産業カウンセラー/キャリアコンサルタント

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