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住宅ローンの借り換えで失敗してしまうパターンとは? 失敗しないためのポイントも解説

ファイナンシャルフィールド / 2022年7月22日 8時0分

住宅ローンの借り換えで失敗してしまうパターンとは? 失敗しないためのポイントも解説

住宅ローンの借り換えが話題になっています。現在借り入れ中の住宅ローンの金利よりも低金利の住宅ローンに借り換えた方が、総返済額が少なくなるといわれているからです。そうであれば、借り換えをしない手はありません。しかし、注意しなければならない点があります。   本記事では、住宅ローンの借り換えで失敗してしまうパターン、失敗しないためのポイントを解説します。   本記事を読んで、今後の参考にしてみてください。なお、本記事では、「失敗しない」ことに焦点を当てますので、住宅ローン(借り換え)を組むことができる(審査には通る)ことを前提とします。

借り換え時の費用を考慮する

住宅ローンの借り換えは、新しく住宅ローンを組んで、現在借りている住宅ローンを全額繰り上げ返済するというものです。
 
新しく住宅ローンを組むとき、現在借りている住宅ローンを全額繰り上げ返済するとき、それぞれに手続きがあり、費用が発生します。住宅ローンの借り換えの際には、金利だけでなく、これらの費用も考慮する必要があります。
 
例えば、新しく住宅ローンを組む際には、以下のような費用が発生します。

・事務手数料
・保証料
・団体信用生命保険料
・抵当権設定登記費用・司法書士報酬

また、住宅ローンの繰り上げ返済をする際には、以下のような費用が発生します。

・手数料
・抵当権抹消登記費用・司法書士報酬

これらの費用は、金融機関、司法書士によって異なりますので、事前にしっかり確認するようにしましょう。この確認を怠ってしまうと、住宅ローンを借り換えたにもかかわらず、返済総額が減っていない(増えてしまう)ことにもなる可能性があります。
 

金利上昇リスクを考慮する

住宅ローンの金利のタイプには「変動金利」と「固定金利」があります。変動金利は、基準金利の変動に合わせて、適用金利が変動するというものです。固定金利は、借入期間中、適用金利が変動しないというものです。
 
借り換えを検討しているということは、契約中の住宅ローン金利よりも借り換えた場合の住宅ローン金利の方が低いのでしょう。問題は、住宅ローンを借り換える際、変動金利・固定金利のどちらを選択するのかということです。
 
一般に、これから金利が下がると予想される場合には変動金利が、これから金利が上がると予想される場合には固定金利が有利です。
 
変動金利と固定金利の違いを「金利上昇リスク」の点で説明すると、金利上昇リスクを背負うのは、変動金利の場合は借主、固定金利の場合は貸主となります。今後の金利動向(予測)を踏まえた上で、金利のタイプを選択する必要があります。
 

まとめ

ここまで、住宅ローンの借り換えで失敗しないためのポイントについて解説してきました。要点は以下のとおりです。

借り換え時の費用を考慮する

金利上昇リスクを考慮する

 
住宅ローンの適用金利だけで考えれば、金利が低い方が返済額としては少なくなるのは当たり前です。それ以外にも費用が発生することに注意しなければなりません。この費用については、インターネットで調べてみても明確な金額は分かりません。金融機関に直接聞いてみるのが良いでしょう。
 
金利が低いからという理由だけで、変動金利を選択しようとお考えであるのであれば、注意が必要です。金利のタイプを選択するときには、金利上昇リスクについて考慮しなければならないからです。変動金利を選択した場合は、金利上昇リスクを背負うのは自分であることを認識しておく必要があります。固定金利を選択した方が良い場合もあるということは、頭の片隅に入れておいていただきたく思います。
 
住宅ローンの返済は、家計でいえば固定費です。住宅ローンの借り換えによって月々の返済額や総返済額を減らすことができれば、家計にとって大きな利益です。だからこそ、失敗はしたくないものです。本記事が参考になれば幸いです。
 

出典

三井住友銀行 「三井住友銀行の住宅ローン」
三井住友銀行 「住宅ローン 繰上返済」
 
執筆者:中村将士
新東綜合開発株式会社代表取締役 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 CFP(R)(日本FP協会認定) 宅地建物取引士 公認不動産コンサルティングマスター 上級心理カウンセラー

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