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「子どもにお札を破られてしまいました…」交換可能な「基準」はどのくらい?

ファイナンシャルフィールド / 2022年7月24日 11時30分

「子どもにお札を破られてしまいました…」交換可能な「基準」はどのくらい?

幼いお子さんがいる人の中には、「お札を子どもに破られてしまった」という経験がある人もいるでしょう。縁がすこし破れたくらいなら使うことができますが、完全に切り離されてしまった場合は、日本銀行の本支店で交換してもらわなくてはなりません。ここでは、お札の交換基準や注意点について説明します。

破れたお札の交換とその基準

お札の交換基準は「日本銀行法施行規則第8条」により、破れたお札の残っている部分の大きさによって下記のように決められています。
 

3分の2以上・・・同じ額面
5分の2以上、3分の2未満・・・半額
5分の2未満・・・交換不可

 
交換に当たっては、日本銀行は「最小枚数で支払う」としています。例えば破損した1000円札10枚を交換する場合は、1万円札1枚で支払われるということです。なお、破れたお札の交換に手数料はかかりません。
 

お札を破損、汚損したときの注意点

お札を破ったり汚してしまったりしたときは、交換に持っていく前にできる限りお札を元の状態に復元するよう求められます。破れたお札、特にシュレッダーなどで同じような形で細かく破断されたものは、すべての紙片が同じお札のものだとわかるように紙テープなどの粘着力の弱いテープで、表裏両面ができるだけ確認できる状態でつなぎ合わせておきます。
 
つなぎ合わせられない切れ端が残ってしまった場合は、捨てずに一緒に窓口へ持っていきましょう。汚れてしまった場合はできるだけ付着物を落としておきます。濡れてしまった場合は乾かしておきましょう。複数のお札が重なって濡れてしまった場合は、可能な限り1枚ずつの状態で乾かします。
 

日本銀行でのお札交換の流れ

お札の準備ができたら日本銀行の本支店へ持っていきます。窓口へ行く前には事前に予約が必要です。特に大量の交換が必要な場合は、日時や交換の枚数を調整されることがあります。
 
引換窓口では、「引換依頼書」に記入して破れたお札と一緒に提出します。それから破損、汚損に至った経緯や、破れたお札の欠けた部分の行方などを聞かれ、受け付けが完了すると番号札が交付されます。
 
番号札はお札の受け取りに必要ですので紛失しないようにしましょう。その後、特に問題が無ければ前述の交換基準に照らして決定された交換額が支払われます。なお、お札の交換は郵送では受け付けていません。
 

破れたお札は、切れ端をできるだけ保存して交換へ

破れたお札は、切れ端をできるだけ回収し、つなぎ合わせれば交換可能です。3分の2以上残っていれば元の金額と同じお札と交換してもらえます。
 
原則は日本銀行本支店での交換ですが、日銀本支店は全国のどの市町村にもあるわけではありません。民間の金融機関などでも交換に応じてもらえる場合があるので、日本銀行の本支店まで行くのが難しい人は近くの銀行などの窓口で相談してみるのも良いでしょう。
 

出典

日本銀行 日本銀行が行う損傷現金の引換えについて
日本銀行 損傷したお金の引換え窓口
日本銀行那覇支店 損傷現金の引換えを希望されるお客様へ
財務省 誤って紙幣を破ってしまった時は、どうすればいいですか
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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