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【1本1870円!?】土地に「電柱」があったら「電柱敷地料」をもらえるって本当?

ファイナンシャルフィールド / 2022年7月28日 9時40分

【1本1870円!?】土地に「電柱」があったら「電柱敷地料」をもらえるって本当?

所有地に電柱が立っている場合、「電柱敷地料」がもらえます。敷地内に電柱が立っていると電力会社から1本当たり最大1870円の電柱敷地料が支払われるのです。申請しないと受け取ることができないため、知らずに損をしている方も多いのではないでしょうか。   ここでは、よく知られていない電柱敷地料について紹介します。土地選びのポイントにもなるので電柱敷地料について知っておきましょう。

電柱敷地料はいくらもらえるの

電柱敷地料とは、電力会社が電柱等を設置する際に土地の所有者に支払う敷地借用料金のことです。電柱等の設置に際しては、土地の所有者から「承諾書」という形で承諾を得て支払われます。
 
電柱敷地料の単価は土地の種類によって変わりますが、九州電力の公式サイトによると、田に設置してある場合は1本当たり1,870円、畑は1730円、宅地は1500円、山林は215円が1年間当たりの電柱敷地料になります。
 
電柱敷地料はどの電力会社でも一律なのですが、支払い方法が変わります。
 
九州電力では1年に1度指定口座に振り込まれますが、関西電力では3年に1度、3年分の電柱敷地料が一括して支払われることになっています。気になる方は管轄の電力会社に支払い方法を確認しておきましょう。
 
また、敷地内に電柱があるからといって、自動的に電柱敷地料が振り込まれるわけではないので注意が必要です。電柱敷地料は申請手続きをしなければ振り込まれません。電力会社に連絡し送付された契約書に氏名や振込口座などを記入して手続きを行いましょう。問い合わせの際には、電柱に取り付けてある識別用の番号を確認しておくとスムーズです。
 

所収している土地に電柱があるメリットとデメリット

所有している土地に電柱があるメリットは、電柱敷地料が支払われることです。宅地であれば年間1本当たり1500円と大きな額ではありませんが、そこにあるだけで支払われるものですので、メリットといえるでしょう。
 
例えば、所有する山に電柱が立っているケースでは、1本当たり215円の電柱敷地料が支払われます。数百本の電柱が立っていれば、大きな収入になります。そのために、あえて電柱がたくさん立っている山を購入した場合、山投資ビジネスとして成立する可能性もあるでしょう。1本の電柱の単価は安いのですが、見逃せないメリットです。
 
また、新しく購入する土地に電柱が立っている場合は、価格交渉がしやすくなる可能性もありますので念頭に置いておきましょう。
 
一方、所有する土地に電柱がありますと、景観が悪くなる、生活が不便になる、保守点検のたびに作業が行われるなどのデメリットもあります。宅地に立っている場合は、少なからず日常生活に影響があることも理解しておきましょう。
 
しかし、電気は生活には欠かせないものですので、電柱の設置は仕方のない面もあります。新しく土地を購入する方は、電柱があることのメリットやデメリットを知った上で検討しましょう。
 

電柱敷地料をどう捉えるのか

家の敷地内に電柱があると、生活の邪魔になることもあるのでデメリットの部分が大きいかもしれません。しかし、電気はみんなが利用する大切なライフラインの1つです。ただそこにあるだけで、電柱敷地料が受け取れると考えると少し得した気分になりますね。土地を購入する場合は、電柱敷地料についても注意しましょう。
 

出典

九州電力 送配電電柱敷地料

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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