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クレジットカードの現金化は「違法じゃない」って本当?どんなリスクがあるの?

ファイナンシャルフィールド / 2022年7月28日 10時30分

クレジットカードの現金化は「違法じゃない」って本当?どんなリスクがあるの?

インターネットや街中で「クレジットカードのショッピング枠を現金化しませんか?」という広告を見たことがある人も多いのではないでしょうか。   これはいったいどういう仕組みなのか、不思議に思った人もいるでしょう。また、違法行為なのかも気になるところです。   ここでは、クレジットカードを現金化する仕組みとともに、そのリスクも解説します。

クレジットカードの現金化の仕組みとは?

クレジットカードには現金を借りることができる「キャッシング枠」と、現金なしで買い物ができる「ショッピング枠」という2つの機能があります。この2つの機能のうち、「ショッピング枠」を使って現金を手に入れる行為を「クレジットカードの現金化」と呼んでいるのです。
 
「クレジットカードの現金化」には、「キャッシュバック式」と「買取式」の2つがあります。
 
「キャッシュバック式」とは特定の業者から本来の価格よりも高い価格で商品を購入した見返りに、現金をキャッシュバックしてもらうというものです。インターネットや街中で見かける「クレジットカードのショッピング枠を現金化します」という広告は、こうした業者によるものと考えてよいでしょう。
 
「買取式」とはクレジットカードで購入した商品や金券を買取業者に売ることで現金化するというものです。間に業者を挟まず、現金化することが可能です。
 

クレジットカードの現金化は違法か?

クレジットカードの現金化は法律で明確に規制されていません。しかし、クレジットカード会社では本来の目的以外での利用を禁じています。
 
そのため、クレジットカードのショッピング枠を現金化したとみなされますと、クレジットカード会社によって、カードの利用を停止されたり解約されたりする可能性があるのです。
 

クレジットカードの現金化によるリスクとは?

クレジットカードの現金化には3つのリスクがあります。
 
1つ目は「自己破産できないこと」です。クレジットカードの現金化は破産法第252条第1項第2号にある「不当な債務負担行為」となります。そのため、裁判所から自己破産が認められなくなるのです。お金に困って現金化に手を出した場合、最後の手段・自己破産ができなくなってしまうことで、さらに困った事態に追い込まれるでしょう。
 
2つ目は「犯罪や詐欺に巻き込まれてしまうこと」です。「キャッシュバック式」の現金化はリスクがある行為です。悪質な業者が行っている場合が多くあります。クレジットカードの情報が盗まれてしまう可能性があるかもしれません。また、商品だけ購入させられて、キャッシュバックが行われないこともあります。
 
3つ目は「負債が増えること」です。「キャッシュバック式」「買取式」どちらの方式でクレジットカードを現金化したとしても、後日、使用した代金はクレジットカード会社に支払う必要があります。儲かることはないのです。場合によっては、カードローンの利息よりも、クレジットカードの支払額と現金化の差額のほうが高いこともあり得るのです。
 

クレジットカードの現金化は行わないようにしよう!

クレジットカードの現金化の仕組み、リスクについて解説しました。明確に法律で規制されていないとはいえ、クレジットカード会社では「現金化する目的でショッピング枠を使用すること」を認めていません。
 
犯罪や詐欺などに巻き込まれてしまうリスクもありますので、クレジットカードの現金化は行わないようにしましょう。
 

出典

JCB クレジットカードの現金化は違法?考えられるリスクについて
一般社団法人日本クレジット協会 クレジットカードのショッピング枠の「現金化」の誘いにご注意ください
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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