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【お盆玉】もらっている子どもはどのくらい? 相場はいくら?

ファイナンシャルフィールド / 2022年7月28日 13時30分

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夏休みに入り、コロナ禍の影響は長引いているものの、行動制限が行われていないため、久しぶりに孫に会うというシニア世代の方もいることでしょう。   もしかしたら、「お盆玉」を楽しみにしている孫もいるかもしれませんが、お盆玉はいくらぐらいあげているのでしょうか?

お盆玉とは?お年玉のお盆版

お盆玉とは、「お年玉のお盆版」と考えられているもので、お盆に子どもたちへお小遣いなどを渡すことです。聞き慣れない、新しい習慣と思われがちですが、お盆玉の起源は、実は江戸時代の山形地方との説も。
 
当地ではお盆に奉公人へ、新しいげたなどを贈る風習があり、それが昭和に入り、子どもたちにお小遣いを渡すことへ変化していったともいわれています。
 
ではお盆玉は、どのくらい浸透しているのでしょうか。
 

お盆玉をもらっている割合は37%

三井住友カード株式会社が2018年夏、小学生の子をもつ男女280人に実施した「お盆玉に関する意識調査」によると、「お盆玉をもらっている」と回答したのは37%。子どもの3人に1人以上が、お盆玉をもらっていることになります。
 

お盆玉の総額相場は9345円!お盆玉はあげるべきか否か

お盆玉をもらった子ども1人当たりの総額の平均は9345円でした。もらった総額の多い順からみてみましょう。

●1001~5000円……47%
●5001~1万円……24%
●1万円以上……17%
●500~1000円……12%

 
上記の結果では、41%以上が5001円以上もらっていることになります。
 
また、お盆玉は現金だけではないことが、この調査で明らかに。全体の20%が、おもちゃや服、本などの「必要な物」のプレゼントをもらっています。現金以外のものをもらうのは、お盆玉の特徴かもしれません。
 
ちなみに、お盆玉をもらった小学生たちの使い道は下記のとおりです。

●おもちゃやゲーム……65%
●貯金……10%
●本……8%
●お菓子……3%
●文房具……1%
●その他……13%

 
ただ、お盆玉をもらった子どもを持つ保護者としては、「貯金してほしい」という回答が56%で、おもちゃやゲームを買う子どもの割合と対照的な結果になりました。さらに、88%の保護者が、子どもへの金融教育が必要と考えているようです。
 

お盆玉はあげるべきか否か? 子どもだけでなく保護者へのメリットも考えよう

お盆玉をもらう子ども1人当たりの総額の平均は9345円で、もらっている割合は37%でした。
 
まだ日本全体に広まっている風習とまではいえないかもしれませんが、お盆玉を現金ではなく、おもちゃや服などの「必要なもの」でもらえるのは、子どもだけでなく保護者にとっても出費を抑えられるメリットがあるといえるかもしれません。
 
ただ、子どもへの金融教育が必要と考える保護者の割合は88%と高い結果も出ています。
 
お盆玉を現金で渡して、子ども自身の考えで使ったり貯金したりさせることも、子どもの金融教育につなげられる可能性があるかもしれません。
 
お盆玉はあげるべきか否かは、子どもだけでなく「保護者へのメリット」も考慮して検討してみましょう。
 

出典

三井住友カード株式会社 夏にもお年玉!? お盆玉に関する親子意識調査実施
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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