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生活費の高騰が家計に与える影響とは? 無駄遣いと無駄遣いでないものの境界線はどこ?

ファイナンシャルフィールド / 2022年7月29日 8時0分

生活費の高騰が家計に与える影響とは? 無駄遣いと無駄遣いでないものの境界線はどこ?

食品や電気代などさまざまなものの値上げが相次いで発表され、私たちの生活を直撃しています。   松井証券株式会社が実施した「家計管理に関する実態調査」の結果から(※)、みんなが生活費の高騰に対しどのように感じていて、どんな対策を採っているのか見ていきましょう。

家計に影響が大きいのは「食費」で1ヶ月あたり約9000円増加

調査の結果、物価の上昇が家計に影響していると感じている人は約8割にのぼることがわかりました。家計に最も影響があったのは「食費」と答えた人が74.3%を占め、1ヶ月あたり8887円支出が増加していることがわかりました。
 
次いで、「水道光熱費」の値上げの影響が大きいという人が63.3%で、1ヶ月あたり5200円増、「交通費」と答えた人が43.1%で、1ヶ月あたり4503円支出が増加しているようです。やはり食料品や電気代の値上げが響いていることがわかります。
 
家計の見直しが必要だという人は72.3%にのぼりますが、実際に見直した人は27.3%にとどまっています。光熱費を抑えるにしても、この夏エアコンの使用を控えるのは生命に関わるので難しいですよね。
 
ではみなさん、「家計管理」はしているのでしょうか?この調査では、家計管理をしている人は47.2%で半数近くとなりました。「貯蓄額ゼロ」は家計管理をしていない人では25.2%にのぼります。その一方、家計管理をしている人では12.4%と家計管理してない人の半分以下にとどまっているようです。
 

無駄遣いと感じるものは何?無駄遣いでないと感じる境界線は?

無駄遣いについて聞くと、家計管理をしている人で50.2%、家計管理をしていない人では48.0%が無駄遣いしていると回答しました。家計管理しているか否かに関わらず、無駄遣いしていると意識している人は約半数いることがわかりました。

無駄遣いだと感じる項目を聞いて、50%を無駄遣いと感じるか感じないかの境界線としました。
最も無駄遣いと感じるのは「ATM手数料代」(86.0%)で、「レジ袋代」(77.0%)といった少額でも積み重なると大きいものが上位となりました。
 
他には「飲み会の締めの食料代」(72.7%)、「宅配サービスで送料無料にするための追加購入代」(70.8%)といったものの他、「サブスクリプションサービス代」(61.5%)も無駄遣いと感じるものに含まれました。サブスクの平均額は1ヶ月あたり3828円で、月に支払っている分の元がとれるほど利用していないという人も多いと思われます。
 
無駄遣いと感じる境界線は、「自分へのご褒美としての飲食代」が52.5%、「仕事中の間食代」が49.7%でした。自分へのご褒美は無駄遣いとおもいたくないですね。なお、無駄遣いの平均額は年間25.5万円となりました。
 

資産形成/運用をしている人の方が家計管理をしっかり行っている

生活費の高騰による家計への影響を実感しているのは、資産形成/運用をしている人で78.2%、資産形成/運用をしていない人で76.4%となり、いずれも8割近くとなりました。
 
資産形成/運用をしている人の58.2%が家計管理をしているのに対し、資産形成/運用をしていない人では40.8%にとどまりました。また、家計の見直しを行った人の割合は、資産形成/運用をしている人で31.8%である一方、資産形成/運用をしていない人では24.7%で、資産形成/運用をしている人の方が日々の家計管理をしっかり行っていることがうかがえます。
 
コロナ感染者の増加や新たなウイルスの脅威、ウクライナ情勢など、不安要素は消える気配はなく、さらなる物価の上昇もないとは言い切れません。しっかり家計管理を行い、資産形成に取り組む等、対策をしなければなりませんね。
 

出典

※松井証券株式会社「家計管理に関する実態調査」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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