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ユニフォームや道具、楽器代…子どもの部活動、始めるときは一体いくらかかるの?

ファイナンシャルフィールド / 2022年7月30日 8時0分

ユニフォームや道具、楽器代…子どもの部活動、始めるときは一体いくらかかるの?

学校での活動といえば、授業と同じくらい大きな比重を占めるのが部活動です。できることなら子どもに好きな部活動をさせてあげたい、そう願っている人も多いのではないでしょうか。   とはいうものの、一体どれくらいの費用がかかるのか心配だ、という人もいるかもしれません。そこで今回は、学校の部活動で実際にかかる費用について解説します。

部活動費の全国平均額は4万~5万6000円程度

文部科学省が平成30年に行った調査によると、公立中学校における部活動などの教科外活動費の年間平均額は2万9308円でした。私立中学校では5万5796円です。公立高校の教科外活動費は4万427円、私立高校は5万6224円でした。中学校よりも高校の部活動の方がよりお金がかかっていることが分かります。
 
また、公立の中学校や高校の部活動よりも私立の中学校や高校の部活動の方が費用がかかるようです。私立の中学校や高校の場合、公立の学校よりも部活動に力を入れていることが多いのがその要因となっているのでしょう。
 
とはいうものの、公立でも部活動が盛んな学校も多いです。実際のところはケース・バイ・ケースだといえるでしょう。
 

運動部系の部活費用

運動部系の部活動の場合、まず必要となるのが練習着やユニフォーム代です。また、競技によってはプレーのための道具が必要となるでしょう。
 
例えば野球部の場合、練習着に1万円、ユニフォーム一式代が3万5000~7万円、グローブ代は軟式であれば1万5000~3万円、硬式であれば3~5万円、スパイク代が1~2万円、トレーニングシューズ代が1万円、バット代が2万円程度かかることになります。
 
合計すると、少なくても10万円はかかることを想定した方がよいでしょう。サッカーやバスケットボールのようにそれほど道具を必要としない競技であれば、もっと少なく抑えられるかもしれません。
 
運動部の場合、合宿費や遠征費も必要となります。合宿の費用は安くて3万円前後、高い場合には10万円以上することもあるようです。遠征費は1回につき3000~5000円ほどですが、学校によっては毎週のように遠征を行っているところもあります。そうすると毎月1万~2万円が遠征費として必要になるでしょう。
 

文化部系の部活費用

文化部の場合も、活動のために必要な道具がある場合には最初にその道具を購入しなければなりません。例えば、吹奏楽部は文化部系の中でも特にお金がかかることで知られています。
 
株式会社マーケットエンタープライズが行った調査では、新品の楽器を購入した場合は平均24万4480円、中古品の場合は平均11万3487円かかっているという結果になりました。楽器の場合はそれ以外にメンテナンス費用やリードやオイルといった消耗品の費用がかかります。これらの1年間の平均額は3万5510円でした。
 
吹奏楽部ほどではなくても、例えば美術部などのように最初に道具を取りそろえなければならない場合にはその分の費用がかかることを想定しておいた方がよいでしょう。また、文化系の部活でも合宿や遠征があることが多いです。その際には運動部と同じ程度の費用がかかることになるでしょう。
 

いくらかかるのかは部活動の内容によって異なる

部活動にかかる費用といっても、実際にはどのような部活動を始めるのかによってかかる費用は変わってきます。運動部であれば道具を使わない競技、文化部であれば道具を使わない活動や学校の器具を使用できる活動であればあまりお金はかからないでしょう。
 
もちろん、そうはいっても一番大切なのは子どものやりたい気持ちです。好きな部活をさせてあげるためにも、ある程度の蓄えを用意しておきましょう。
 

出典

文部科学省 平成30年度子供の学習費調査の結果について
株式会社マーケットエンタープライズ 公立中学校の吹奏楽部入部には30万円が必要吹奏楽部の活動に関する実態調査新型コロナウイルスによる経済的不安に楽器寄附ふるさと納税の意義
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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