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夏野菜シーズン到来!「たくさん食べたい」 夏野菜だけど、普通の野菜より高いの?

ファイナンシャルフィールド / 2022年7月31日 10時40分

夏野菜シーズン到来!「たくさん食べたい」 夏野菜だけど、普通の野菜より高いの?

疲れやすい夏には、色鮮やかな夏野菜が食べたくなりますよね。太陽の恵みをたっぷり浴びた「夏野菜」は栄養価も高く、暑い夏にぴったりです。   しかし、夏野菜は天候に左右されやすいので、価格が高騰してなかなか手が出なくなることもありますよね。   どうして夏野菜は値段が高くなってしまうのでしょうか。夏野菜と価格の関係を解説します。

夏野菜の特徴

夏野菜とは夏に旬を迎える野菜のことです。代表的な夏野菜には、ナス、キュウリ、ピーマン、とうもろこしなどがあります。夏野菜は栄養価も高く、βカロテンやビタミンC、ビタミンEなどが多く含まれ、老化の原因になる活性酸素を取り除く効果もあります。
 
また、水分やカリウムを多く含むので体温を下げる効果も期待できます。暑い夏こそ栄養たっぷりの夏野菜を食べて乗り切りたいですね。
 

夏野菜はなぜ高くなるの?

夏野菜は、露地栽培といって野外の畑で栽培するものと、温室栽培で露地栽培の収穫期以外に出荷するものがあります。そのため、露地栽培のものは天候の影響を受けやすく、長雨が続いたり日照時間が不足したりすると、結果的に夏野菜の旬の時期の出荷量が減り価格高騰が発生してしまいます。
 
2021年8月には記録的な大雨が続き、その影響で夏野菜の生育が悪くなり夏野菜の価格を大きく引き上げました。例えば、2021年の名古屋市中央卸売市場の野菜の1キログラム当たりの価格の推移を見てみると、8月初旬は1キログラム当たり194円だったキュウリは8月下旬には488円と2.5倍になり、ナスは290円から400円に値上がりしました。
 
年間を通じて見ても8月から9月にかけての価格が高くなっていて、4品目の最も高価な時期と露地栽培の出荷時期が重なっていることがグラフからも明らかです。
 
【図表】

図表

 
(名古屋市中央卸売市場HPを参考に編集部が作成)
 
ホウレンソウやトマトなども価格が上昇し、消費者の食卓に大きな影響を与えました。2022年は例年より梅雨明けの早い地方が多く、猛暑の影響でトマトやキュウリが不作となっています。
 
このように、野菜の価格は収穫状況によって変化するので、夏野菜は高いイメージを持っている方も多いのでしょう。
 

夏野菜が高騰したときの対処法

夏野菜が高すぎて購入しにくいときは、無理して高い野菜を購入せず、価格の変動の少ないもやしやカイワレ、キノコ類を使うのもおすすめです。ただし、現在は海外から輸入している肥料や燃料などの値上がりに起因して、長期的に見るとこれらの品目も値上がりする恐れがあります。
 
また、加熱調理をするのであれば冷凍野菜も便利です。冷凍野菜は旬の時期に収穫して冷凍しているので、品質が良く価格も安定しています。さまざまな冷凍野菜が販売されているので試してみてください。下処理が不要なものだと調理時間の時短にもなりますね。
 
野菜の価格とうまく付き合いながら、太陽の恵みをたくさん浴びた旬の夏野菜を楽しみましょう。
 

夏野菜で夏を乗り切ろう

露地物の夏野菜は、天候に左右されるので価格が不安定になりがちです。夏野菜が高騰すると消費者はもちろんのこと農家や小売業者にとっても大きな打撃となります。しかし、極端な価格の高騰は一時的なもので長くは続きません。それは別の産地で収穫された夏野菜が供給されるためです。
 
色鮮やかで目にも美味しい夏野菜は元気の源です。自然の恵みをたくさん受けて育った夏野菜を食べて、暑い夏を乗り切りましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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