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「積立投資」のメリット・デメリット! 向いていない人はどんな人?

ファイナンシャルフィールド / 2022年8月2日 10時20分

「積立投資」のメリット・デメリット! 向いていない人はどんな人?

政府が掲げる「新しい資本主義」の実行計画には、貯蓄から投資への流れを制度的に後押しする趣旨の記載が盛り込まれています。ひとことで投資といってもさまざまな手法がある中、足元では積立投資を実践する人が増加基調にあります。   ところで、このように注目を集めている積立投資ですが、本当に誰もが取り組むべき手法なのでしょうか? 積み立てに向いていないのは、どのような人なのでしょうか?   本記事では、積立投資のメリット・デメリットについて解説します。

積立投資とは

「積立投資」とは、同じ投資商品を決まった金額で一定期間、買い付けていく投資方法です。買い付ける金額や商品、期間は基本的に自分で選ぶことができます。
 
ただし金融機関によって、株式や投資信託など取り扱う商品の内容が異なるため、口座を開設する前に取り扱い状況をしっかり確認しましょう。
 

積立投資のメリット・デメリット

積立投資には、メリットだけでなくデメリットも存在します。積立投資を始める前に、どちらの側面も理解しておきましょう。
 

積立投資のメリット

積立投資のメリットは主に3つ挙げられます。

・投資初心者でも始めやすい
・決まったタイミングに自動で買い付けされるので手間がかからない
・長期間、継続的に積み立てることで安定的にお金が増えやすいとされる

積立投資ができる金融機関の中には、毎月数百円から積み立てられるものがあり、少額から投資を始めることができます。また、決まったタイミングで自動的に積み立てられるため、買い付け注文の手間もかかりません。
 
また、一度にまとまった金額を買い付けるのではなく、少額ずつ分散して投資を行うことで、一括投資に比べて安定的な値上がりが期待できるといわれています。
 

積立投資のデメリット

積立投資のデメリットには、以下のようなものがあります。

・短期で利益を得にくい
・元本割れする可能性がある

積立投資は少額ずつ分散して投資することで、長期的に安定的な成長が期待できる投資方法です。そのため一括投資をした場合と比べますと、短期間で見たときに期待される利益の幅が狭くなりやすいでしょう。
 
また、長期投資も一括投資と同様、元本保証がありません。「長期投資は行政も推奨している投資手法だから絶対に安全」などと過信することなく、投資金額を下回る可能性があることも頭に入れておきましょう。
 


 

積立投資が向いていない人

積立投資が向いていない人の特徴は、主に2つ挙げられます。

短期間で大きな利益を求める人

自分の裁量や判断で運用したい人

 
積立投資は、少額を長期間にわたって運用することで安定的な利益を狙う投資方法です。そのため、短期間で大きな利益を得たいという人にはそもそも向いていません。
 
また、積立投資は自動的に決まった商品を買い付けるため、自分自身の裁量や判断で運用したいという人にとっては面白みに欠けるといえるでしょう。
 

積立投資の特性を理解して自分に合った投資を

積立投資は、最初こそ商品や金額を選ぶ必要がありますが、一度積み立て始めると自動的に運用してくれます。積立投資にはメリットもありますが、短期間で大きな利益が期待しにくいなどのデメリットも存在します。
 
市況を分析しながら自分の判断で売買したい人や短期間で大きな利益を出したい人に、積立投資は向いていないでしょう。自分の性格や運用の目的を把握して、ライフスタイルに合った資産形成を行ってください。
 

出典

金融庁 投資の基本
日本証券業協会 安心して投資するための3つのコツ!長期・積立・分散
 
執筆者:丸山希
2級ファイナンシャルプランニング技能士

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