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金融商品の保有率は約10%? 経験が浅い会社員におすすめの金融商品とは

ファイナンシャルフィールド / 2022年8月4日 13時20分

金融商品の保有率は約10%? 経験が浅い会社員におすすめの金融商品とは

日本証券業協会の「証券投資に関する全国調査」によると、平成30年6月15日~7月29日に20歳以上の男女7000人を対象とした調査で、貯蓄や投資など金融商品別保有率のうち92.8%が「預貯金」でした。   それは裏を返せば、預貯金以外の金融商品として準備している人は10%程度ということです。預貯金は、流動性に優れた金融商品であるため、安全な資産としての側面があります。   その一方で、近年続いている超低金利の影響により、預貯金のみ保有していてもほぼ増えないというのが現状です。そこでこの記事では、これまで資産運用の経験が浅い会社員でも活用できる金融商品について解説していきます。

保有資産が主に預貯金なのは投資へのマイナスイメージが大きいから

日本証券業協会の同調査では、証券投資に対するイメージ調査も行っています。投資に対して「資産を増やす」というプラスイメージをもつ反面、マイナスイメージとして「難しい」「ギャンブルのようなもの」「お金持ちがやるもの」という内容も多く挙げられています。あわせて、投資は必要だと考える人は25.1%にとどまるのに対し、必要とは思わない人が74.6%にも上るという結果も公表されています。
 
これらのことから、投資全般に対してあまり理解しておらず、投資のイメージがマイナスなことが原因で、必要性を感じないのではないかと推察されます。
 

投資はギャンブルではなく怖くない

投資に対してギャンブル性が高いと感じる人は少なくありません。これは、株価や為替の影響を受けて短期的に売買を繰り返す手法の投資をイメージするからだと考えられます。もちろん、投資の手法はこのようなものばかりではありません。長期的に保有することで緩やかに資産を増やす方法や、金融商品を保有しているだけで配当金を長期的に受け取れるようなものもあります。
 
つまり、1分1秒の株価や為替の影響を受けにくい長期保有が前提の金融商品を選べば、これまで投資経験のない会社員でも恐れることなくチャレンジできます。
 

長期運用を心がけてより安全な金融商品を選ぼう

投資経験の浅い会社員が金融商品を選ぶ場合、短期で利益を求めるような商品は避けましょう。逆に、長期間預けておくことで緩やかに利益が増えていくような金融商品であれば「売り時」「買い時」のタイミングを計ることなく保有できます。
 

元本の保証性が高い、個人向け国債なら安心に保有できる

金融商品のうち、預貯金は元本保証が確実です。銀行口座に預け入れておくだけでよく、投資の知識も全く必要ありません。預貯金と同じく元本保証が確実な金融商品として、「個人向け国債」があります。個人向け国債は、名前のとおり国が発行している、個人の方に購入しやすいよう工夫された国債です。
 
購入は銀行や証券会社などで最低1万円から1万円単位でできます。償還期間と金利タイプは3種類あり、変動金利10年、固定金利5年または3年です。いずれを選んだ場合でも、最低金利保証として年率0.05%が約束されています。
 
そのため、現在預貯金で保有している金融資産のうち一部を活用し、個人向け国債を購入することもおすすめです。現在、銀行の普通預金金利は0.001%が多いですが、個人向け国債は50倍の金利であるということです。
 

まとめ

現在においては、約9割の人がメインの金融商品として預貯金を選んでいます。元本の保証性の高さでいえば、個人向け国債も同程度の金融商品といえます。投資の知識が浅くても、個人向け国債なら購入後は償還期間(満期の時期)まで保有し続けるだけでよく、1万円から購入できる気軽さもポイントです。
 
個人向け国債をきっかけに、そのほか金融商品に興味をもつきっかけになるかもしれません。まずは抵抗のない範囲で一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
 

出典

日本証券業協会 証券投資に関する全国調査(調査結果概要)平成30年12月18日
財務省 個人向け国債
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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