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投資の超基本「卵はひとつのカゴに盛るな」 分散投資の主要な3つの方法とは?

ファイナンシャルフィールド / 2022年8月5日 4時40分

投資の超基本「卵はひとつのカゴに盛るな」 分散投資の主要な3つの方法とは?

米国の相場格言に「Don’t put all your eggs in one basket.」というものがあります。日本では「卵はひとつのカゴに盛るな」といわれています。これは分散投資の重要性を説くためにしばしば用いられています。   投資する人は投資において、この格言とどのように向き合えばよいのでしょうか。

卵はひとつのカゴに盛ってはいけない!

丸い卵は転がりやすく、落とすとすぐに割れてしまいます。そんな卵をひとつのカゴにたくさん積み上げたらどんなことになるでしょう。
 
少しでもカゴが動けば、ただでさえ不安定な卵はたちどころにカゴから転がり落ち、割れてしまうでしょう。では、卵が割れないようにするにはどうすればよいでしょう。カゴをいくつか用意して、卵を分散させればよいのです。
 
投資においてもこれと同じことがあてはまり、ひとつの銘柄の株式に集中投資すれば読みが的中したときにはたくさんの利益をあげられます。しかしそれは、大きな損失を被る可能性が発生します。
 
最近の相場を振り返ると、相場の先行きを予想することがいかに困難か分かるでしょう。現在の新型コロナウイルスのまん延や、その後の株価の動きを事前に予想できた人などいたでしょうか。このように、私たちは未来のリスクを予想することができません。だからこそ、卵を複数のカゴに分散して、リスクをコントロールする必要があるのです。
 

カゴはいくつ用意すればよい?

投資を卵とカゴに例えると、カゴは多いほどさまざまなリスクに対応できます。しかし、カゴが増えるほど、手間も増え余計な出費が必要になります。そこで、以下の3つの切り口で分散投資を考えることが最も効果的だと考えられます。
 

資産(銘柄)の分散

例えば、外国債券や国内債券、外国株式、国内株式など特性の異なる複数の資産を組み合わせる分散投資の方法です。一般的に債券と株式では、経済動向などに応じて異なる値動きをすることが多いと考えられます。
 
この異なる値動きをする資産や銘柄を組み合わせることで、特定の資産や銘柄が値下がりしても他の資産や銘柄が値上がりし、保有している資産や銘柄の間で生じる価格の変動リスクが軽減できます。
 

地域の分散

日本国内や米国、欧州、新興国など複数の地域や通貨を組み合わせる分散投資の方法です。経済のグローバル化が進展し、かつてよりも地域間の格差は小さくなっていますが、それでも地域間で経済状況は異なります。
 

時間(時期)の分散

資産(銘柄)の分散、地域の分散で見てきた通り、ここの資産や銘柄の価格はその性質によりさまざまな要因で変動します。その変動を予想することは不可能です。
 
そこで、一度に多額の投資を行うのではなく、積立のように少額かつ、定期定額で投資を行うことが有効です。価格が高いときには少なく、価格が低いときにはたくさんの資産(銘柄)を買い付けます。これは「ドル・コスト平均法」といわれます。
 

不確実性が高まる世の中だからこそ重要な分散投資

ビジネスにおいてBCP(事業継続計画)が重要視されるようになっています。これは投資にもあてはまります。両者に共通するのはリスクマネジメントです。
 
投資におけるリスクマネジメントのひとつが分散投資です。分散投資の考え方を徹底することで投資に対する考え方は大きく変わるのではないでしょうか。
 

出典

金融庁 投資の基本
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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