【がん保険】には入った方が良い?がん保険で受けられる5つの保障も解説!
ファイナンシャルフィールド / 2022年8月5日 11時0分
テレビCM等でがん保険のCMを目にする方も多いことでしょう。がん保険に加入していない人は、入った方が良いのか悩みますよね。 本記事では、がん保険に加入した方が良い人や不要な人、がん保険で受けられる5つの保障などを解説しています。
がん保険とは
がん保険とは、がんになったときに保障される保険のことです。がんに特化した保険ですので、がん以外の病気やけがは保証されません。
国立研究開発法人国立がん研究センターによりますと、日本人が一生のうちにがんと診断される確率は、男性が65.0%、女性は50.2%となっています。じつに2人に1人はがんにかかる計算です。また、がんで死亡する確率は、男性が26.7%、女性が17.9%です。
がんにかかる確率が高い現代では、がん保険が役立つ可能性は高いともいえます。しかし、全ての人にがん保険が必要なわけではありません。
がん保険に加入した方が良い人・不要な人
ここからは、がん保険に加入した方が良い人と、がん保険が不要な人について解説していきます。それぞれ見ていきましょう。
がん保険に加入した方が良い人
がん保険に加入した方が良い人は、「個人事業主」や、「がんになった際に経済的な不安が大きい人」です。
けがや病気を患った場合、健康保険に加入している会社員や公務員であれば、「傷病手当金」が受け取れます。傷病手当金の支給により、給与の3分の2が保障されるのです。ですが、個人事業主の人は傷病手当金を受け取れないため、がん保険に加入した方が安心です。
また、がんになった際の経済的不安が大きい人も、がん保険に加入した方が良いでしょう。収入減や治療費の影響で家計が苦しくなるのなら、がん保険に入る価値はあります。
がん保険が不要な人
がん保険が不要な人は、他の保険で備えている人や、貯蓄に余裕がある人です。
例えば、医療保険では「がん保険」を特約で付けられます。別の保険でがんにかかった際のカバーができるなら、新たにがん保険へ加入する必要もありません。
また、貯蓄が十分にあり、がんにかかっても経済的な不安が無い人は、がん保険へ加入する必要はありません。がんの窓口総支払額は20〜30万円代です。日本には高額療養費制度の適用があるため、実際の自己負担は約9万円となります。
毎月の自己負担額を余裕で支払えるなら、がん保険の必要性は高くないでしょう。
がん保険で受けられる主な保障5つ
がん保険で受けられる主な保障は下記の5つです。
●診断給付金
●入院給付金
●手術給付金
●通院給付金
●先進医療給付金
1つずつ見ていきましょう。
診断給付金
診断給付金は、がんと診断された際に受け取れる一時金です。がん保険によって、診断給付金が1回のみもらえるタイプと、何度でも受け取れるタイプがあります。
入院給付金
入院給付金は、がんで入院した際、入院日数に応じて受け取れる給付金です。がん保険の入院給付金は日数が無制限ですので、どれだけ入院しても入院日数分の給付金が受け取れます。また、入院回数にも制限がありません。
手術給付金
手術給付金は、がんの治療を目的として手術を受けた際、受け取れる給付金です。手術給付金は手術の種類によって、入院給付金の10・20・40倍と設定されているタイプと、給付金額が一律で決められているタイプがあります。
通院給付金
通院給付金は、がん治療目的で通院した際に受け取れる給付金です。以前は、入院を伴う通院が対象となる商品が多く見受けられました。近年では、通院のみの治療で給付金が受け取れる商品も増えてきています。
先進医療給付金
先進医療給付金とは、がんの治療にあたり、厚生労働大臣が定める所定の先進医療を受けた際に受け取れる給付金です。先進医療は公的保険の対象外のため、全ての治療費が実費となります。
先進医療特約を付けることで、自己負担と同額(通算2000万円までが多い)の給付金が受け取れます。
がん保険に加入するかどうかは価値観で決まる
本記事では、がん保険に加入した方が良い人や不要な人、がん保険で受けられる5つの保障などを解説しました。がん保険に加入した方が良い人や不要な人はいますが、最後はその人の価値観で決まります。
がん保険が気になる人や金の無駄だと感じている人、がん保険に未加入で心配な人やがん保険に入らなくても長生きする自信がある人など、世の中にはさまざまな価値観を持った人がいます。
最終的には自分の価値観をもとに、加入するかしないかの判断をしましょう。
出典
国立研究開発法人国立がん研究センター 最新がん統計
厚生労働省保険局 高額療養費制度を利用される皆さまへ
公益財団法人生命保険文化センター ほけんガイドWeb がん保険の概要
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
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