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突然の雹(ひょう)で家の屋根や車がボコボコに! 保険は下りるの?

ファイナンシャルフィールド / 2022年8月18日 10時20分

突然の雹(ひょう)で家の屋根や車がボコボコに! 保険は下りるの?

突然、雹(ひょう)が降ってきて驚いた経験はないでしょうか。雹は大きなものになると、ソフトボールほどの大きさにもなります。そのような大きさのものが家の屋根や車に当たれば、キズがついてしまうことも。   では、雹によって家の屋根や車がボコボコになった場合、保険は下りるのでしょうか。いざというときのために、解説します。

雹で屋根が壊れた場合は?


 
雹が原因で家の屋根が壊れてしまった場合、火災保険を使って保険金を受け取ることが可能です。ただし、損害補償の基本補償の範囲にひょう災が含まれていなければなりません。火災保険のひょう災補償を使う場合、保険会社に連絡し、必要書類を作成の上、返送します。申請する際は損害箇所の画像が必要です。そのため、安心して任せられる住宅調査会社を選ぶことが大切です。
 
ちなみに、実損てん補、比例てん補によっても異なりますが、保険金は実際の損害額をもとに下ります。例えば、ベランダ屋根にトタンなどのやわらかい素材を使っていたとします。このとき、トタンではなく強固なものに変更して修理した場合は自費となってしまうので、注意しましょう。
 

雹で車にキズがついた場合は?

雹で車にキズがついてしまった場合、自動車保険の車両保険の契約をしていれば補償の対象となります。しかし、車両保険を使うと、翌年度は1等級ダウンし、事故有係数適用期間が1年加算されてしまいます。
 
事故有係数適用期間とは名前のとおり、事故有係数の適用期間のことで、簡単にいうと、事故有係数適用期間があると翌年度からの保険料が高くなるのです。過去、自然災害の場合は本人の責任ではないことから「等級据え置き事故」でした。しかし、今は違うので気をつけましょう。
 
車の修理費が高くついた場合、車両保険を使ったほうがお得です。しかし、翌年度保険料が上がることを考えると、車の修理費を自己負担したほうが安くつくこともあります。どちらにしたほうがお得になるのか、よく考えて車両保険を使うかどうかを判断しましょう。自分で判断がつかない場合は、保険会社や代理店に相談してみることをおすすめします。
 
ちなみに、車両保険を使うと、車の修理費が全額支払われるというわけではありません。車両保険の免責金額(自己負担額)を設定した場合、車の修理費から免責金額を除いた金額が支払われることになります。
 
例えば、免責金額を5万円に設定していたとします。修理費が10万円かかった場合は、「10万円(車の修理費)-5万円(免責金額)」で5万円支払われる計算です。ということは、修理費が5万円以下の場合は免責金額を下回ります。つまり、車両保険で保険金は出ないのです。このような点にも気をつけながら、車両保険を使うかどうかを検討しましょう。
 

雹による被害は保険の申請を!

雹で家の屋根が壊れた場合は火災保険、車にキズができた場合は車両保険が下りる可能性があります。ただし、車の修理の場合は自己負担したほうが安くつくこともあります。これらの保険を使う場合の注意点を踏まえながら、申請するかどうか検討してみてはいかがでしょうか。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 
監修:高橋庸夫
ファイナンシャル・プランナー

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