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【やんごとなき1枚】ブラックカードを持てるのはどれだけのお金持ち?

ファイナンシャルフィールド / 2022年8月18日 11時10分

【やんごとなき1枚】ブラックカードを持てるのはどれだけのお金持ち?

一般的に「ブラックカード(クレジットカード会社が最上位顧客に対し発行するカード)を持っているのはとてつもないお金持ち」というイメージがあります。   しかし、実際は「とてつもないお金持ちでなくても持てるケースもある」ようです。情報をまとめてみました。

“ブラックカード”とは

そもそも“ブラックカード”とは一般的に、クレジットカード会社が「最上位顧客」に対して発行するプラチナカードの上位に位置するクレジットカードとされています。
 
また、「ブラックカード」はラグジュアリーカードが商標登録しています。基本的にクレジットカードの会員ランクは「一般→ゴールド→プラチナ→ブラック」と分かれています。ブラックに近づけば近づくほど、年会費や審査難易は高くなりますが、その分付帯サービスも充実すると考えられます。
 
なお、2022年7月現在、日本で発行されている主な“ブラックカード”を表にまとめました。
 
表1

名称 年会費(税込み)
アメリカン・エキスプレス・センチュリオンカード 38万5000円
ダイナースクラブプレミアムカード 14万3000円
ANAダイナースプレミアムカード 17万500円
ラグジュアリーカード/Mastercard Gold Card 22万円
ラグジュアリーカード/ Mastercard Black Diamond 11万円
JCBザ・クラス 5万5000円
楽天ブラックカード 3万3000円

出典:各カードの商品情報等をもとに筆者作成
 
なお「ブラックカード」という名前の由来は、先駆けとなったアメリカン・エキスプレス・インターナショナルが発行する「アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード」の券面が黒であったこととする説もあります。
 
実際は「ラグジュアリーカード/Mastercard Gold Card」など黒ではない(ゴールド=金)場合もありますが、おおむね黒を基調としたデザインであることが多いようです。
 

ブラックカードを持てるのはどれだけのお金持ち?

ここで、ブラックカードを持てるのはどれだけのお金持ちか考えてみましょう。
 

クレジットカード会社によっても基準はさまざま

ブラックカードの場合、一般的に「招待(インビテーション)制」が取られています。つまり、申し込みができるのは「同じ会社が発行するプラチナカードの利用者で、一定の条件を満たした人」などが受け取れる招待状が必須です。
 
招待状が送られる条件も、クレジットカード会社によってまちまちですので、ここでは「比較的簡単なパターン」と「かなり難しいパターン」に分けて検証してみましょう。
 

比較的簡単なパターン

比較的簡単なのが、JCBザ・クラスのように「公式Webサイト等で招待状を受け取るための条件が明示されている」パターンです。

【以下、株式会社ジェーシービー「JCBザ・クラス」より引用】

<JCBザ・クラスは、JCB ORIGINAL SERIES対象の「JCBプラチナ」「JCBゴールド ザ・プレミア」「JCBゴールド」をご愛用の皆様のなかで、一定の条件を満たした方をご招待いたします>

発行元である株式会社ジェーシービーがはっきりとした審査基準や会員数を明示していないので断言はできませんが、JCBザ・クラスは(ブラックカードの中では)比較的審査難易度が低いといえるでしょう。
 
インターネット検索をしてみますと「会社員だけど持つことができた」という報告も散見されます。このパターンの場合は「ちょっとお金持ちであれば十分持てるかもしれない」と言って構いません。
 

かなり難しいパターン

一方「とてつもないお金持ちじゃないと無理」というパターンの代表例が、アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カードです。
 
俗にいう「アメックスのブラック」ですが、審査が非常に厳しく、発行枚数も少ないカードの1つとして知られています。こちらも、正確な審査基準や発行枚数は公表されていませんが、参考になるデータを見つけました。

【以下、株式会社シナノインターナショナル「CENTUERION AND DEPARTURES 日本版媒体概要2020」より引用】

<アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カードの会報「CENTURION日本版」の発行部数は、2020年現在8500部とのことです>

単純計算で、発行部数=会員数と考えますと、会員数はわずか8500人に過ぎません。これは、日本の全人口の約0.007%です。つまり、10万人に7人しかいないことになります。
 
厚生労働省「2019年 国民基礎生活調査の概況」によれば、世帯年収が2000万円以上の世帯はわずか1.2%でした。それよりもはるかに少ない割合である以上、アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カードを持っているのは経営者や起業家など「とてつもないお金持ち」と言っても過言ではありません。
 

ブラックカード=とてつもないお金持ち、とは限らない

ブラックカードと一口に言っても、招待状を受け取れる条件は異なります。記事で紹介した「ちょっとしたお金持ち」程度で持てるブラックカードもあれば、アメックスのように「大富豪」でないと持てないものまでさまざまです。「いつかはブラックカードを持ちたい」と思う人は、まずは「どうすれば持てるか」を詳しく調べてみましょう。
 

出典

株式会社シナノインターナショナル CENTUERION AND DEPARTURES 日本版媒体概要2020
株式会社ジェーシービー JCBザ・クラス
厚生労働省 2019年 国民基礎生活調査の概況
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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