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電車通勤の機会が減って歩数も激減…リモートワーカーが健康維持にかける費用

ファイナンシャルフィールド / 2022年8月19日 23時30分

電車通勤の機会が減って歩数も激減…リモートワーカーが健康維持にかける費用

コロナ禍でリモートワークを行う人が増加しました。リモートワークにより電車で通勤する機会が減ったことで、毎日の歩数が減少し、健康面が気になるという方もいるようです。   そこで今回は、リモートワーカーの健康の維持について考えてみます。

リモートワークで1日の歩数がどれくらい減少する?

通勤方法や時間・距離などによっても異なりますが、自宅などでリモートワークを行う場合、会社に通勤するときと比べて1日の歩数はかなり減少することが予想されます。
 
筑波大学大学院と健康機器メーカーのタニタが、東京都内のオフィスに通勤する会社員を対象に実施した調査(2020年)によると、コロナ禍でリモートワークに切り替えた方の1日当たりの平均歩数は29ポイント減少したというデータがあります。新型コロナウイルスの影響がある前は、平均で約1万1500歩だったものが約8165歩まで減ったことになります。中には1日の歩数が70%以上減少したという方もいるようです。
 
こうした結果から、リモートワークによる通勤の減少が、日常の中で健康のために体を動かす機会の減少にもつながっていることが分かります。
 

健康維持のために在宅勤務の方が行っていること


 
花王株式会社の調査(2021年)によれば、在宅勤務を行っている男女の4割近い方が屋外でのウオーキングをしているなど、運動不足の解消を心がけています。
 
また、ウオーキング以外でもジョギングや筋トレ・ストレッチのほか、睡眠を十分にとって規則正しい生活を送るといった、さほどお金がかからない方法で健康の維持に努めているようです。
 
図表1

 
出典:花王株式会社 「働き方でみる暮らしの実態調査 テレワークで変わる家事時間の使い方」
 
健康維持でお金をかけていることといえば、栄養バランスを意識した食事のほかは、主に栄養ドリンク、サプリメント、プロテイン、健康食品などの利用ですが、よほど高級な商品でもない限り、月々数千円から多くて1万円程度の出費に収まる方が多いと予想できます。
 

リモートワークでは健康的な生活にどうお金をかける?

リモートワークで運動不足となり、健康面が気になるからといって、必ずしもお金をかける必要はありません。健康の維持や管理は、お金をかけなくても十分に行うことができるからです。
 
リモートワークでは通勤の時間がない分、睡眠や食事にゆっくり時間をかけられます。食事はスーパーなどで安い旬の食材を中心に購入して自炊し、不足しがちな栄養素は手頃な価格のサプリメントで摂取するようにすれば、お金もそれほどかかりません。
 
また、在宅勤務で時間ができたからといって、いきなり会費がかかるスポーツジムに入会したり、自炊の内容に凝りすぎても、そのうち面倒に感じて長く続かなかったり、費用が気になることもあります。
 
リモートワークで健康の維持が気になる場合、まずはお金がかからない運動や生活習慣の改善から始め、効率や健康の増進を考えたときに、徐々にお金をかけていくことをおすすめします。
 

在宅勤務での健康管理はお金をかけなくても可能

リモートワークをしている方の中には、お金をかけない方法で健康の維持・増進を図っている方もいるようです。簡単な運動や規則的な生活を送るなど、お金をかけなくても健康のために行えることは多くあります。
 
体を動かす機会が大幅に減少し、健康面について気になっているリモートワーカーの方は、まずは無理のない範囲で、お金がかからないウオーキングなどの運動から始めてみてはいかがでしょうか。
 

出典

一般社団法人 日本生活習慣病予防協会 テレワーク・自宅待機による運動不足で生活習慣病のリスク
花王株式会社 働き方でみる暮らしの実態調査 テレワークで変わる家事時間の使い方
 
執筆者:柘植輝
行政書士

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