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省エネ家電への買い替え推進事業を活用しましょう!

ファイナンシャルフィールド / 2022年8月25日 3時20分

省エネ家電への買い替え推進事業を活用しましょう!

2022年の夏は、最高気温35度以上となる猛暑日の中、局所的には記録的短時間大雨情報が発表されるなど、異常ともいえる気象が続いています。   その主な原因とされる地球温暖化を防ぐためには、CO2などの温室効果ガスの排出量削減が不可欠です。世界的にも喫緊の課題とされる地球温暖化対策として、一人ひとりが省エネに取り組み、温室効果ガスの排出を減らしていく努力が必要でしょう。   ここでは、省エネ家電への買い替え促進推進事業の一例として、東京都の「東京ゼロエミポイント」の内容を確認していきます。

東京ゼロエミポイントの概要


 
東京ゼロエミポイントは、省エネ性能の高いエアコンや冷蔵庫などへの買い替えを対象に、商品券などと交換可能なポイントを付与する東京都の事業です。
 
2019年10月1日から開始されており、実施期間は2023年3月31日までですが、事業予算(100億7000万円)がなくなり次第、受け付けを終了することになっています。
 

申請の条件と対象家電の省エネ性能基準

東京ゼロエミポイントを申請するための条件は、以下の3つです。
 

(1)東京都内に住所を有する個人で、住所を公的な書類(運転免許証など)で証明できる方(申請者の対象年齢は問わない)
 
(2)住宅に設置済みのエアコン、冷蔵庫、給湯器、照明器具について、省エネルギー性能が高い新品の対象家電に買い替えた方(エアコンの一部、LED照明器具は2022年7月1日以降の購入が対象)
 
(3)購入した対象家電を東京都内の住宅に設置する方

 
買い替えの対象家電は上記(2)の4種類ですが、以下のとおり、それぞれ一定の省エネルギー性能の基準を満たす必要があります。
 

(1)エアコン

省エネ基準に基づく統一省エネラベル2つ星以上
 

(2)冷蔵庫

最新の省エネ基準に基づく省エネ基準達成率が100%以上
 

(3)給湯器

1. エコキュート
JIS C9220に基づく年間給湯保温効率または年間給湯効率が3.0以上
 
2. エコジョーズ
給湯部熱効率が94%以上
 
3. エコフィール
連続給湯効率が94%以上
 
4. ハイブリッド給湯器
熱源設備は電気式ヒートポンプとガス補助熱源機を併用するシステムで貯湯タンクを持ち、年間給湯効率が102%以上
 

(4)LED照明器具

住居の屋内に固定して使用するLED照明器具(居室シーリングライトなど)※LEDからLEDへの変更は対象外
 
統一省エネラベルの内容や対象製品など詳細については、東京ゼロエミポイントのホームページでご確認ください。
 

対象家電ごとに付与されるポイントは?

対象となる家電に買い替えた場合、表1のポイントが付与され、ポイント数に応じたJTBナイスギフト商品券と、LED照明器具の購入時に使用できるLED割引券(使用期限は2023年9月30日)が交付されます。
 
【表1】
 

 
※東京都 「東京ゼロエミポイント」より筆者作成
 
ポイントを申請する際は、登録・交換申請書、本人確認証、購入時の領収書やレシートのほか、家電ごとにメーカー保証書や設置場所が確認できる納品書などの提出が必要です。
 
申請は郵送だけでなく、提出書類についてスマホなどで撮影したデータを使用して、インターネット上ですべての手続きができるようになっています。
 

まとめ

家庭での省エネ行動を促す東京ゼロエミポイント事業は、最新の省エネ家電への買い替えにより商品券などが受け取れるお得さと同時に、電気料金の節約にも確実につながります。さらに、その行動が温室効果ガス排出量の削減に少しずつ貢献し、地球温暖化の抑止ともなるのです。
 
省エネ家電への買い替えを検討する場合には、お住まいの地域で自治体による補助金の給付や、ポイント事業などが実施されているか確認しておきましょう。
 

出典

東京都 東京ゼロエミポイント
 
執筆者:高橋庸夫
ファイナンシャル・プランナー

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