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「コモディティ投資」ってどんなもの? 始め方や注意点を解説

ファイナンシャルフィールド / 2022年8月31日 3時40分

「コモディティ投資」ってどんなもの? 始め方や注意点を解説

投資について調べているとき「コモディティ投資」という言葉を目にしたことはないでしょうか。あまりなじみのない言葉なので、よく分からない人は多いかもしれません。投資は、大きな利益が出せることもありますが、リスクについても理解しておく必要があります。   そこでこの記事では、コモディティ投資の基本知識と始め方、あらかじめ知っておきたい注意点を解説します。

コモディティ投資とは?

「コモディティ投資」とは、株式のように企業へ投資するものとは違い、商品そのものに投資を行うことです。コモディティ(commodity)は、日本語に訳すと商品を意味し、例えば金やプラチナといった貴金属、大豆やトウモロコシに代表される穀物、ガソリンや原油など商品先物市場で取引される商品が対象になります。
 
商品先物取引とは、一定の商品を将来の一定期日に売買するという約束のもとで現時点での価格を決める取引のことです。ただし、約束した期日の前であれば転売もしくは買い戻しを行ってその時点での差額を清算し、そのうえで取引を終了させることもできます。これを「差金決済」とよびます。また、取引を行う際は商品価格の5~10%に当たる「証拠金」という担保金が必要です。
 

コモディティ投資を始める方法

コモディティ投資を始める方法としては複数あります。具体的にそれぞれの方法を説明していきます。
 

・現物を購入する

コモディティ投資の対象となる商品は、上記のとおり、金やプラチナといった貴金属、大豆やトウモロコシなどの穀物、ガソリンや原油です。このうち、貴金属であれば現物で購入することは可能でしょう。
 
レートが下がっているときを狙えば、少ない資金でも購入しやすくなります。ただし、貴金属以外では現物投資は考えにくく、現物となると投資できる対象商品が限られるのがデメリットです。
 

・関連会社の株式を購入する

投資したい商品に関連した会社の株式を買う方法で、投資の対象を広げることができます。例えば、エネルギー資源に投資をしたいなら、原油を扱う商社や企業の株式を購入すればいいわけです。しかし、この場合は株の動きが優先されやすく、商品自体に投資するような効果は期待できない可能性があります。
 

・投資信託を利用する

コモディティ関連の株式を組み入れた投資信託を利用する方法です。少額からの投資も可能で、利益が出た分は投資家にそれぞれ分配してもらえます。商品の種類が豊富であり、コモディティをはじめ投資そのものが初めての人でも始めやすいといっていいでしょう。
 

コモディティ投資の注意点

投資は、必ずもうかるというわけではありません。期待するほど利益が出ないこともあれば、マイナスに転じることもあり得ます。特に初心者が注意しておきたいのは、いきなり高額での投資をしないことです。
 
例えば、退職金のすべてを投資に回すといった行為は避けなければなりません。コモディティ投資の場合は、どのような商品の需要が伸びるのか見極めることも必要といえます。そして、できるだけ少額から始めることです。
 

投資はリスクを理解して少額から始めるのがポイント

投資は、大きく利益が出ることもあればマイナスになることもあります。コモディティ投資においてもリスクは付きものです。利益が思うように出ないことも理解しておかなければなりません。
 
また、どのような商品が利益につながるのかそれぞれの業界の動きを見ることも必要です。いきなり高額資金を投じることはせず、できるだけリスクの少ない方法でまずは少額から始めてみるといいでしょう。
 

出典

経済産業省 我が国の商品先物取引制度

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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