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人気の高まるIPO株、一般投資家はどうやって購入すればいいの?

ファイナンシャルフィールド / 2022年8月31日 11時0分

人気の高まるIPO株、一般投資家はどうやって購入すればいいの?

最近、IPO投資の人気が高まっています。IPOとは「Initial Public Offering」の略で、新規公開株や新規上場株式のことをいいますが、個人投資家はどうやってIPO株を購入するのでしょうか。今回はIPO株の購入方法について説明します。

東京証券取引所の市場区分とIPO投資

現在の東京証券取引所は、プライム市場、スタンダード市場、グロース市場という3つの市場区分から成り立っています。これらの市場には、どんな企業でも上場できるわけではなく、それぞれの市場によって新規上場の条件があります。
 
プライム市場に新規上場するためには、株主数800人以上、流通株式時価総額100億円以上といった基準を満たすことが必要です。
 
また、スタンダード市場は株主数400人以上、流通株式時価総額10億円以上など、グロース市場の場合は株主数150人以上、流通株式時価総額5億円以上などが基準となっています。
 
新規上場を目指しているような企業は、業績も比較的安定して、成長が期待できる企業ともいえるため、個人投資家がIPO投資を行うケースが増えているのかもしれません。
 

なぜIPO投資は人気が高まっているのか

前述したとおり、新規上場には各市場で基準が設けられています。その厳しい基準をクリアして上場できる企業は、高成長が期待できることもあり、上場後の初値が公開価格を上回ることが多いという魅力があります。
 
新規上場の際には、あらかじめ公開価格を決定するブックビルディング方式と入札方式がありますが、現在ではブックビルディング方式が一般的になっているようです。
 
ブックビルディング方式では上場を支援する証券会社のうち、中心となって支援業務を行う主幹事証券会社が、機関投資家などの意見を参考に設定した仮条件を投資家に提示し、需要状況の調査を行った上で公開価格を決定します。
 
この価格設定は、上場時に売れ残りがないように割安になることが多く、特に上場後も成長が期待できる企業の初値は公開価格より高くなる可能性があります。
 

IPO株の購入方法は


 
新規上場株式は誰でも購入できるものではありません。常に多くの企業が新規上場をしているわけではなく、上場株数も限られています。
 
IPO株を購入したいと思ったら、まず取り扱いを行っている証券会社で口座を開設する必要があります。このときに、IPO株の取扱数の多い証券会社を選ぶのもポイントです。
 
IPO株の購入はブックビルディングに申し込みを行い、購入したい株数と価格を証券会社に申告します。配分される株数よりも購入希望株数が多かった場合は抽選となり、公開価格でIPO株を購入できる当選者を決めることになります。
 
抽選で当選となった場合でも、購入するという意思表示を期限までに行わないと購入はできません。購入の意思表示をしなければ、辞退ということになります。
 
購入する場合は期限までに購入の意思表示を行い、購入額を証券口座に入れておく必要があります。IPO株は一般の株式購入時のような手数料はなく、公開価格×購入株数が購入額となります。
 

IPO株の購入後は?

公開価格で購入するIPO投資の魅力は、上場後の初値で公開価格を上回ることが多く、短期的に利益が出やすいという点にあります。
 
IPO投資では、上場直後に売却して利益を受けるという方法を考える人も多いといえます。しかし、新規上場する企業は今後の成長や株価の上昇にも期待できるため、短期的な値上がりによる売却益を狙うのではなく、株主配当を狙った長期投資もいいのかもしれません。
 

まとめ

IPO投資は比較的リスクが少なく、利益を出しやすい可能性があることから、最近人気が集まっているようです。ただ、人気が集まっていることでIPO株を購入する権利を得ることが難しくなっています。
 
抽選に当選してIPO株を購入できた場合は、上場後に売却して短期的な利益を得るだけではなく、長期で保有して企業の成長の恩恵を
 
執筆者:吉野裕一
夢実現プランナー

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