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定年退職後の出費にはどんなものがある? 減る費用と増える費用を解説

ファイナンシャルフィールド / 2022年8月31日 14時40分

定年退職後の出費にはどんなものがある? 減る費用と増える費用を解説

定年退職を迎えることで、これまで出費していたものがかからなくなり、逆に増える支出が出てくる可能性があります。退職金が入り年金生活をする上で、初めのうちはお金があるから問題ないと思っていても、10年後20年後になってお金がないという事態を招くことも考えられます。   本記事では、定年退職を迎えた時に把握しておくべき出費について解説します。

定年退職後と現役時代の違い

定年退職を迎えると、退職金が入ることで現役時代に支払っていた住宅ローンの残債を一括で支払う人や老後の生活費に充てる人もいるでしょう。定年退職後の生活費の収入源は、退職金や国の年金、現役時代に加入していた個人年金保険やiDeCo(個人型確定拠出年金)、財形年金貯蓄などがあります。
 
他に収入源となるものがなければ、基本的に老後生活は今までの財産を取り崩して生活することになります。
 

定年退職後に増える出費


 
定年退職後に増える出費は、家計簿の費目で見れば図表1のとおりです。
 
図表1 定年退職後に増える出費

出典:筆者作成
 
図表1の中で、特に娯楽費や交際費が定年退職前と比べて増える可能性があります。定年退職後はセカンドライフといえるため、長い時間を生活する上で趣味や生きがいなどが重要な時間にもなります。趣味によっては費用がかかるものもあるため、定年退職後に出費をし過ぎないように注意が必要です。また、年齢を重ねていくことで、病気にかかる可能性も増えてくるので、医療費に充てるお金も十分に用意しておく必要があります。
 

定年退職後に減る出費

定年退職後に減る出費は、家計簿の費目で見れば図表2のとおりです。
 
図表2 定年退職後に減る出費

出典:筆者作成
 
交通費など、仕事に関することでかかっていた費用は定年退職によってなくなります。しかし、住宅ローンや子どもの教育費は、残債状況や子どもの年齢によっては定年退職後の出費に加算される可能性があるでしょう。
 

定年退職後の収入に不安がある場合

定年退職後は、国の年金や個人年金などを現役時代に準備していれば定額の収入が入るものの、基本的には資産を取り崩していくイメージとなります。老後の生活が始まってすぐは、資金も多いため問題は少ないでしょう。しかし、年齢が80歳や90歳になる頃に資産が残っていなければ、生活が苦しくなります。
 
老後の収入源がたくさんあるからといって無駄遣いなどせず、20年や30年先のことを考えてやりくりすることが大切です。もし定年退職後の収入に不安があれば、再就職をしたり、年金受給を繰り下げたりして計画的に支出できるようにあらかじめ準備しておきましょう。
 
執筆者:古田靖昭
二級ファイナンシャルプランニング技能士

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