定年退職後の再就職先を探すにはどうすればいい? 4つの探し方をピックアップ
ファイナンシャルフィールド / 2022年9月3日 10時20分
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定年退職後も再就職して働き続けたいと考える人のなかには、仕事をどうやって探せばよいのか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。年齢やキャリアに合った求人を探すには、人材紹介会社などのサービスを仲介して求職する方法があります。 本記事では、人材紹介会社をはじめシニア世代が仕事を探す方法を4つピックアップしてまとめました。効率的に求職活動を行うための参考にしてください。
人材紹介会社を利用する
人材紹介会社とは、求職者と人材を求める企業を仲介するサービスです。求職者の希望や適性などをもとに採用を希望する企業とマッチングし、雇用に至るまでのサポートを行っています。サポートの内容は、求人企業の紹介のほかにキャリアカウンセリングや応募書類の添削、条件の交渉など多岐にわたります。
人材紹介会社には正社員求人やシニア専門のも多くあり、現役時代と同レベルの収入を望めるので、年齢やキャリアに合った企業とマッチングしやすいでしょう。しかし、その分高いスキルやマネジメント経験が求められ、採用の競争率も高いため、なかなか仕事を紹介してもらえない、条件に合わないというデメリットもあります。
人材紹介会社の利用方法
人材紹介会社は、採用が成立した際に企業側が紹介手数料を支払う仕組みです。そのため求職者は、パソコンやスマートフォンなどインターネットを使用できる環境があれば、誰でも無料でサービスを利用できます。
人材紹介会社の一般的な利用手順は次のとおりです。
1.人材紹介会社を選んで利用登録
2.人材紹介会社のコンサルタントと面談
3.経験や希望にマッチした企業の求人紹介
4.応募する企業を決めて応募・面接
5.内定後、人材紹介会社を仲介して採用条件など交渉
ハローワークを利用する
ハローワーク(公共職業安定所)とは、主に就職困難者の就職を支援する国の機関です。民間の人材紹介会社などを利用しても就職に結び付かない人などを中心に、職業紹介や職業訓練、雇用保険関連の業務などを行っています。
また、全国の多くのハローワークではシニアコーナーを設け、就職支援や職業相談・紹介も行っているので、積極的に活用するとよいでしょう。
なお、失業給付や高齢者求職給付金の受給手続きもハローワークで行うことになるため、受給資格を確認して求職活動とあわせて手続きができます。
ハローワークの利用方法
ハローワークを利用するには、求職の申し込みが必要です。求職申し込みには次の2つの方法があり、いずれも費用はかかりません。
1.ハローワークに設置されたパソコンで求職情報を入力、または求職申込書を記入する
2.窓口で求職申し込み、職業相談をする
3.窓口でメールアドレスを登録し求職者マイページを開設する
1.ハローワークインターネットサービスにアクセスする
2.求職者マイページアカウントを登録する
3.求職情報を入力し求職者マイページを開設する(アカウント登録後14日以内)
4.ハローワークの窓口で職業相談を行う
利用登録をすると、ハローワーク受付票が発行されます。ハローワーク利用時には必ず受付票を提示しましょう。自宅から申し込んだ後に初めて窓口を利用する際には、求職者マイページのホーム画面に表示される2次元バーコードか、求職番号の提示が必要です。
シルバー人材センターを利用する
シルバー人材センターとは、高齢者の豊富な能力や経験を生かし、「臨時的・短期的な業務」「その他の軽易な業務」で働くことを通じて社会参加することで、生きがいの獲得や地域社会への活性化に貢献することを目的に運営されている組織です。
紹介される仕事は、センターが発注者から受注した業務を会員に請け負わせる方法により行われます。報酬はセンターから支払われます。
シルバー人材センターの利用方法
シルバー人材センターから仕事の紹介を受けるには、お住まいの市区町村にあるセンターへの会員登録が必要です。例として、東京都千代田区の会員登録の手順や必要なものは以下のとおりです。
1.ホームページから入会の申し込みをする
2.入会説明会に参加し必要書類を記入する
3.理事会の承認を受け、会費を納入する
説明会参加時には、次のものを持参しましょう。
●印鑑
●身分証明書(国民健康保険証、運転免許証など)
●会費:入会時期により最大3000円
市区町村によって多少異なりますので、登録前にセンターへ問い合わせましょう。
転職・求人サイトを利用する
パソコンやスマートフォンの操作が可能な方は、求人情報がデータベース化された転職・求人サイトを利用する方法もあります。多くの場合、年齢や職種、勤務地、雇用形態などの細かい条件を設定してマッチする求人をまとめて検索できるため、希望に合う最新の情報を手軽に探せるでしょう。
求人サイトは運営会社ごとに掲載求人の数や内容や機能などに違いがあります。そこで、複数のサイトに登録して、各サイトの特徴ごとに使い分けて活用することをおすすめします。最近ではシニア向けの求人に特化した求人サイトもあるため、利用するのもひとつの方法です。
転職・求人サイトの利用方法
転職・求人サイトは、無料の会員登録のみで利用できるサービスがほとんどです。一般的な利用の手順は、次のとおりです。
1.会員登録をする(不要なサービスもあり)
2.条件を指定して求人情報を検索する
3.応募ページに情報を入力して応募する
自分に合った方法で定年後の再就職を目指そう
定年後の再就職先を探す手段にはさまざまなものがあります。サービスによって探せる職業の種類や受けられるサポート、手続きの手間などに違いがあるため、自分に合った方法を選んで利用しましょう。
また、早く再就職先を見つけたい場合は、複数のサービスを並行して利用すると、採用につながる可能性が高まります。
シニアの求人は週2~3日、1日3~4時間といった、自分のライフワークに合わせた働き方ができるところが多くあります。豊富な経験を生かすにも、新しい仕事に挑戦するにも、積極的に再就職先を探していきましょう。
出典
厚生労働省 ハローワーク
ハローワークインターネットサービス 求職申込み手続きのご案内
厚生労働省 雇用保険の高年齢求職者給付金を 受けようとする方へ…
公益社団法人全国シルバー人材センター事業協会 シルバー人材センターとは
公益社団法人千代田区シルバー人材センター
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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