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あなたはいくつ知ってる? 銀行口座の正しい知識

ファイナンシャルフィールド / 2022年9月10日 3時20分

あなたはいくつ知ってる? 銀行口座の正しい知識

銀行口座を1人で複数持っている人も少なくないでしょう。自宅や勤務先の銀行で口座を保有しているだけでなく、近年ではインターネット専業銀行で口座を保有していることも少なくありません。   そこで今回は、銀行口座の正しい知識を4つ、紹介します。これまで何気なく利用していた銀行口座を、より安心して使えるようになるかもしれません。

万が一銀行が倒産したらどうなる? 生活口座は全額保護

銀行には普通預金口座や定期預金、貯蓄預金など、用途に分けてさまざまな口座があります。給与振込口座に使う普通預金口座以外にも、使い方の違う口座を保有している人も多いのではないでしょうか。
 
では万が一、銀行が倒産したらどうなるのでしょうか?
 
実は、銀行には「預金保険制度」という預金を保護する制度があります。口座の使い道によって、保護されるものとされないものがあります。
 
ここからは、金融庁「預金保険制度について」を参照しながら、預金保険制度についてまとめていきます。
 

生活用の普通預金口座は金額にかかわらず全額保護される

預金保険機構の「預金保険の保護内容について」では、当座預金や利息の付かない普通預金口座などの決済用預金に関しては、全額保護されるとしています。
 
ただし、次の3つの要件を満たす必要があります。

・決済サービスを提供できること
・預金者が払い戻しをいつでも請求できること
・利息が付かないこと

例えば、企業が営業資金の決済に使っている口座や、公共料金などの引き落とし口座として利用している利息の付かない普通預金口座が、これに該当します。
 

万が一銀行が倒産しても元本1000万円までと利息は保護される

決済用預金以外の口座は、元本1000万円までとその利息については保護されます。仮に1000万円以上の預金があった場合でも、この範囲までしか保護されません。
 
元本1000万円までと利息が保護されるのは、次の口座が該当します。

・利息の付く普通預金
・定期預金・定期積金
・元本補てん契約のある金銭信託(ビッグ等の貸付信託を含む)

これらの口座を「一般預金等」と呼びます。決済用預金は全額保護、それ以外の一般預金等は、元本1000万円までとその利息が保護対象ということになります。
 

外貨預金は? インターネット銀行は? 対象になるか

近年利用者が増えている外貨預金やインターネット銀行は対象になるのでしょうか?
 
少々細かいポイントになりますが、知っておくと安心です。
 

インターネット専業銀行も預金保険制度の対象

実際の店舗を持たないインターネット専業銀行でも、もちろん預金保険機構の対象です。その中で、決済用預金と一般預金等のいずれに該当するかによって、保護される内容が違います。
 
実際に店舗がない銀行だから対象にならない、ということはありません。これまでどおり安心してインターネット銀行も活用していきましょう。
 

外貨預金は預金保険制度の対象外

外貨預金は、預金保険制度の対象外です。海外の銀行に預けている預金だけでなく、日本国内の銀行へ外貨預金をしている場合も対象外です。
 
外貨預金のように、預金保険制度の対象外となる預金は次のものがあります。

・外貨預金
・譲渡性預金
・無記名預金
・架空名義の預金
・他人名義の預金(借名預金)
・金融債(募集債および保護預かり契約が終了したもの)

 

まとめ

銀行口座の正しい知識4選として、主に預金保険制度について解説しました。個別の金融商品や、利用している口座が対象になるかどうかの詳細については、金融機関の窓口へ確認しておくと安心です。
 
銀行が破綻することは通常あまりないことです。しかし、万が一のリスクヘッジとして、預金保険制度の概要を把握し、正しい使い方で口座を活用しましょう。
 

出典

金融庁 預金保険制度
預金保険機構 私の預金は預金保険制度でいくら保護されるの? 預金保険の保護内容について
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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