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公務員は安泰で「ホワイト」?激務で「ブラック」?どっちがホント?

ファイナンシャルフィールド / 2022年9月11日 23時10分

公務員は安泰で「ホワイト」?激務で「ブラック」?どっちがホント?

安定した収入が得られる公務員を「ホワイト」な仕事だと思っている人も多いのではないでしょうか。   給料、ボーナス、退職金がしっかりともらえる公務員は根強い人気がある仕事です。一方で、実際に公務員として働いた経験がある人からは「ブラック」だという声もあります。   本記事では、公務員は安泰でホワイトなのか、それとも激務でブラックなのかを解説します。

公務員がホワイトと言われる理由は?

公務員が「ホワイト」と言われる理由は3つあります。
 
1つ目は雇用が安定している点です。一般企業では業績悪化による倒産や人員削減などで職を失うリスクがあります。営業成績が毎月の給与やボーナスに影響を及ぼすことも多いため、収入を増やしたければ、それに見合う働き方をしなければなりません。
 
対して公務員は基本的に、倒産や免職・解雇などの心配はありません。また、基本的に、実績や成果に関係なく安定した収入が得られる点も、「公務員はホワイト」とみなされる大きな理由です。
 
2つ目は、社会的な信用度が高い点です。一般的に「公務員は真面目で信頼できる」というイメージが定着しているため、プライベートでも良い影響があります。例えば、住宅ローンなどの審査において、社会的な信用がある公務員は有利な傾向です。
 
3つ目は福利厚生が充実し、休暇もしっかり取得できる点です。基本給に加えて扶養、地域、通勤といった各種手当があり、公務員住宅などに安い賃貸料で入居することができます。年次有給休暇、病気休暇、育児休暇などの制度も整っているので、ワーク・ライフ・バランスが実現しやすい仕事と言えるでしょう。
 

公務員がブラックと言われる理由は?

以上のようなホワイト要素があるにもかかわらず、「公務員はブラック」と言われる理由は2つあります。
 
1つ目は、年功序列の給与体系のため、実績や成果が給与に反映しづらい点です。一般企業では働いて結果を出せば給与やボーナスアップが期待できますが、公務員は収入に直結しないケースがほとんどです。働いても働かなくても収入がほとんど変わらないため、忙しい部署で真面目に仕事をしている人にとっては「ブラック」と感じることがあるかもしれません。
 
2つ目は、残業代が満額出ないことが多い点です。公務員はあらかじめ決められた予算があるため、残業代の申請をしても何割か削られてしまうことが珍しくないといわれています。公務員は部署や役職によって仕事量に差があり、残業をたくさんしているのに収入が増えないことも多々あります。
 

公務員の残業はどれくらい?

公務員といっても、地方の都道府県庁や市町村役場、中央の府省庁、学校、病院、警察、消防など、その職種は多岐にわたります。同じ職場であっても、部署によって残業の多さは異なります。さらに繁忙期がある部署は、時期によって残業時間が大きく増えることもあるでしょう。
 
公務員の残業は、職種、部署、時期などで異なりますが、残業代が満額出ないという点は、職種を問わず共通している課題といえそうです。
 

公務員がブラックになるかどうかは残業次第

残業代が満額出ることが少ない公務員にとって、残業が多いほど損をすることも多いのです。
 
仕事量が少なく定時で帰宅できる公務員を見れば、安泰でホワイトな仕事と言えますが、激務で残業をたくさんしている公務員にとってはブラックと感じやすくなるでしょう。
 
残業が多い職種・部門は、業務を最適化することで、残業時間の削減を目指してほしいものです。
 
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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