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住宅ローンの名義変更は大変! 住宅ローンが残っている場合、離婚したら持ち家はどうなる?

ファイナンシャルフィールド / 2022年9月11日 3時20分

住宅ローンの名義変更は大変! 住宅ローンが残っている場合、離婚したら持ち家はどうなる?

共有名義不動産問題研究所が2022年4月に実施した『「首都圏×住宅ローン」に関する調査』(調査対象:首都圏で持ち家を購入した30代~50代の男女1017人)によると、離婚など「もしもの事態」になった際、住宅ローンの借り換えや名義変更が困難であることを「知らなかった」と回答した人は全体の6割近くでした。   離婚する前提で住宅ローンを組むことは通常ないため、契約時に離婚したらどうなるかと詳しく把握する人は少ないでしょう。   そこで今回は、住宅ローンが残っている場合に離婚したら家はどうなるのかについて解説します。

離婚後も住み続けたい人が約54%! 名義変更はどうなる?

同調査によると、離婚後も今の家に住み続けたいと答えた人が全体の約54%であることが分かりました。理由として「子どもの学校の都合」「住み慣れた住環境から離れたくない」「住宅は自分自身の財産であるため」という内容が挙げられています。
 
離婚時に住宅ローンが残っていれば、名義変更が必要になります。例えば、夫名義の住宅ローンで家を購入し、離婚後その家に妻と子どもが住む場合を考えてみましょう。
 
夫はその家には住まないため、今後住み続ける妻に、住宅ローン名義を変更をしたいと考えるかもしれません。ここからは、離婚時の住宅ローンの名義変更について解説します。
 

住宅ローンの名義変更は原則できない

住宅ローンは、「ローン商品」です。そのため住宅ローン借入時には、ローン契約者の属性について審査をしたうえで融資を決定します。
 
属性とは、年収や勤務先、勤続年数、他社からの借り入れ状況などのことです。いくら離婚であっても、このような審査を受けていない人へ名義を変更することは原則としてできません。
 

名義変更ではなく住宅ローンの借り換えで対応できる

今ある住宅ローンの名義を変えて継続することはできません。これからも住み続けるためには、借り換えとして、新たな住宅ローン契約を結ぶことで対応できます。
 
その際、離婚時の住宅ローン残債や、新たな契約者になる人の属性によっては、借り換えがスムーズに行かない場合もあります。金融機関と相談しながら、慎重に進めましょう。
 

離婚時に売却して費用を清算する方法もある

離婚時に住宅ローンが残っている家を、売却して費用を清算するという方法もあります。
 
ただし住宅ローンが残っているため、売却価格によっては住宅ローンの完済ができない可能性があります。その際は、残りの金額をどう清算するか協議する必要があります。
 

家の支払いを養育費そのほかと相殺することもできる

例えば夫が住宅ローン契約者で、離婚後に妻と子がこれまでどおり家に住み続ける場合、夫が支払う養育費と住宅ローンを相殺することも可能です。養育費を払わない代わりに、住宅ローンの名義は夫のままで、住宅ローンを払い続けるという仕組みです。
 
このような内容は任意の取り決めになりますので、公正証書などで残しておくようにしましょう。
 

まとめ

住宅ローンが残っている状態で離婚に至ると、今後その家に誰が住み続けるのかによって対策が変わります。
 
住宅ローン契約者がそのまま住み続ける場合には、特に問題は発生しないかもしれません。そうではない場合は、住宅ローン借り換えや売却など、いずれかの方法で手続きをすることになります。
 
もしも任意の取り決めで手続きをする場合は、お互いのために公正証書に残すことをおすすめします。
 

出典

一般社団法人共有名義不動産問題研究所 「首都圏×住宅ローン」に関する調査(PRTIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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