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【関西と関東で違う!?】賃貸の初期費用を比べてみた!

ファイナンシャルフィールド / 2022年9月9日 22時30分

【関西と関東で違う!?】賃貸の初期費用を比べてみた!

賃貸住宅を借りる際の初期費用は関東と関西で異なります。この点を理解しておかないと、引っ越すときに仕組みを理解できず混乱してしまうかもしれません。 この記事では、賃貸住宅を借りるときにかかる初期費用を関東と関西に分けて詳しく解説します。

関東で賃貸住宅を借りるとかかる初期費用

関東で賃貸住宅を借りると、初期費用として敷金と礼金がかかります。敷金と礼金の概要は次のとおりです。
 

・敷金

家賃の滞納や部屋の「損耗」などに備えて、貸主が賃借人から預かっておく費用です。賃貸借契約上の債務を担保するため貸主に預けておく費用と考えればよいでしょう。退去時に家賃の未払いがある場合や部屋の原状回復(通常の使用とはいえない使用による損耗などの回復)が必要な場合、これらの費用に敷金を充てます。使わなかった分は返金されますが、全額が戻ってくることはほとんどありません。敷金の相場は家賃の1~2ヶ月分程度です。
 

・礼金

部屋を貸してくれたことに対する「お礼」として支払う費用です。賃貸住宅が少なかった時代に、部屋を貸してくれた貸主に対して感謝の気持ちを示すため支払ったことが始まりとされています。本来の意味は薄れていますが、慣習は現在も残っています。礼金は退去時に返ってきません。礼金の相場も家賃の1~2ヶ月分程度です。
 

関西で賃貸住宅を借りるとかかる初期費用

関西で賃貸住宅を借りると、初期費用として「保証金」と「敷引き」がかかります。それぞれの概要は次のとおりです。
 

・保証金

部屋を汚してしまったときなどに備えて貸主に預けておく費用です。以上の説明から分かるように、敷金とほぼ同じ役割をもつ費用といえます。家賃の未払いや原状回復費用などは、保証金から支払われます。退去時に余った分が返金される点、全額が戻ってくることはほとんどない点も敷金と同じです。ただし、保証金の相場は敷金と異なります。おおよその目安は、家賃の2~6ヶ月分程度と考えられています。
 

・敷引き

保証金の中から「返金されない金額をあらかじめ決めておく特約」を指します。ポイントは、原状回復費用などとは別になることです。したがって、保証金が30万円で敷引きが15万円であれば、残りの15万円が「原状回復費用」などに充てられます。つまり、退去時に返金される可能性がある金額は15万円以下となります。以上の性格から、「礼金」とよく似た初期費用といえるでしょう。敷引きの相場は、保証金の50~60%程度です。
 

関西でも敷金・礼金を導入する賃貸住宅が増えている

関東と関西で初期費用に以上の違いがあります。負担する金額を比較すると、関西の方が高い傾向があるといえるでしょう。ただし、関西でも保証金や敷引きの代わりに、敷金・礼金を導入する賃貸住宅が増えています。両者の差は小さくなっているといえるかもしれません。
 

初期費用を比較してから物件を選ぼう

賃貸物件を借りると、一般的に、関東では敷金と礼金、関西では保証金と敷引きがかかります。敷金・礼金の相場はともに家賃1~2ヶ月分程度、保証金の相場は家賃2~6ヶ月分程度、敷引きの相場は保証金の50~60%程度です。地域や物件によりかかる初期費用は異なります。立地環境や間取りだけでなく、初期費用も確認した上で物件を選ぶことが重要です。
 

出典

アパマンショップ 関東と関西の初期費用の違い、引っ越し費用などココがPoint!
国土交通省 「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」について
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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