会社員のランチ代・飲み代・お小遣いはいくらくらい? コロナ前とどう変わった?
ファイナンシャルフィールド / 2022年9月12日 13時0分
![会社員のランチ代・飲み代・お小遣いはいくらくらい? コロナ前とどう変わった?](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/financialfield/financialfield_158899_0-small.jpg)
新型コロナウイルスの感染拡大により、テレワークが定着し、1人でランチに行くようになった人が多くいるでしょう。それにより、会社員のランチ事情が変わり、ランチ代がコロナ前と現在でどのくらい変わったのか気になるところです。 そこで、記事で、会社員のランチ代や飲み代、お小遣い額のコロナ前と現在の比較をみていきましょう。 ランチ代の平均額を知ることで、自身のランチ代と世間一般との比較ができ、コロナ前と現在のランチ代を比較することで、世の中のランチ事情が分かります。
会社員のランチ代
株式会社新生銀行の「2022年 会社員のお小遣い調査」によると、2022年4月11日~18日に会社員(正社員・契約社員・派遣社員)、パート・アルバイトの合計2712名にインターネットで行ったアンケート調査の結果では、男性のランチ代の平均額は623円(前年比26円減)でした。前年比では減少していますが、2010年以降では2番目に高い水準です。
一方、女性は656円(前年比66円増)で、3年連続の増加となっています。
会社員のコロナ前後のランチ代比較
株式会社新生銀行の「2019年サラリーマンのお小遣い調査」によると、2019年4月5日~8日に会社員(正社員・契約社員・派遣社員)、パート・アルバイトの合計2717名にインターネットで行ったアンケート調査の結果では、会社員のランチ代平均額は555円(前年比15円減)で、女性は581円(前年比5円減)でした。
上記をコロナ前の2019年と現在2022年の結果を、一目で分かるように図表1にまとめました。
【図表1】
ランチ代平均額 | 2019年 | 2022年 |
---|---|---|
男性 | 555円 | 623円 |
女性 | 581円 | 656円 |
出典:株式会社新生銀行「2022年 会社員のお小遣い調査」「2019年サラリーマンのお小遣い調査」より筆者作成
コロナ前の2019年から2022年で、男性は68円、女性は75円、ランチ代の平均額が増えていることが分かります。
会社員の飲み代
「2022年 会社員のお小遣い調査」によると、1ヶ月の外での飲み代の平均額は、男性1万1495円(前年比1734円減)、女性8429円(前年比1278円減少)でした。
また、1回あたりの飲み代は、男性が5395円で女性が4464円となっています。それでは、コロナ前の2019年との違いについてもみていきましょう。
2019年(コロナ前)の会社員の飲み代
新生銀行グループの「2019年サラリーマンのお小遣い調査」によると、2019年(コロナ前)の1ヶ月の飲み代は、男性が1万3175円(前年比669円増)で、女性は9493円(前年比8円減)でした。また、1回あたりの飲み代は、男性が5415円で女性が4288円となっています。
2022年の飲み代との比較は、図表2、3のとおりです。
【図表2】
1ヶ月の飲み代平均額 | 2019年 | 2022年 |
---|---|---|
男性 | 1万3175円 | 1万1495円 |
女性 | 9493円 | 8429円 |
出典:株式会社新生銀行「2022年 会社員のお小遣い調査」「2019年サラリーマンのお小遣い調査」より筆者作成
【図表3】
1回の飲み代平均額(1ヶ月) | 2019年 | 2022年 |
---|---|---|
男性 | 5415円 | 5395円 |
女性 | 4288円 | 4464円 |
出典:株式会社新生銀行「2022年 会社員のお小遣い調査」「2019年サラリーマンのお小遣い調査」より筆者作成
上記のとおり、コロナ前の2019年と比べると、1ヶ月の飲み代では男女とも減少、1回の飲み会では女性は少しだけ増えているものの、男性は減少しています。これは、飲み代の節約や自宅飲みの増加などが影響している可能性があります。
会社員のお小遣い額
「2022年 会社員のお小遣い調査」によると、会社員のお小遣い額の平均は3万8642円(前年比68円減)、女性会社員のお小遣い額は3万3278円(前年比1120円減)でした。
男性のお小遣い額は横ばいの状態が続いており、女性のお小遣い額は2019年から2021年まで3年連続で増加していましたが、2010年以降では最も少ない2019年に次ぐ結果になりました。
2019年(コロナ前)の会社員のお小遣い額
「2019年サラリーマンのお小遣い調査」によると、2019年に会社員がもらうお小遣い額の平均は3万6747円(前年比3089円減)で、女性会社員のお小遣い額は3万3269円(前年比1585円減)で、2010年以降では最も少ない結果でした。
2022年のお小遣い額との比較は、図表4のとおりです。
【図表4】
お小遣い額 | 2019年 | 2022年 |
---|---|---|
男性 | 3万6747円 | 3万8642円 |
女性 | 3万3269円 | 3万3278円 |
上記のとおり、コロナ前の2019年と比べると、お小遣い額は男性が1895円増加、女性が9円増加となっています。
会社員のランチ代とお小遣いはコロナ前より少しだけ増えた
ここまで、会社員のランチ代・飲み代・お小遣いについてみてきました。コロナ前の2019年と現在を比べると、会社員のランチ代とお小遣いの平均額は増えていますが、飲み代は減少しています。
お小遣いの増加は、ランチにお金をかけるようになったからという理由があるようです。飲み代の減少は、やはりコロナ禍ということで飲みに行く回数や時間を減らしている人が多いのかもしれません。
また、景気の回復などによって、来年以降のランチ代はさらに増えているかもしれません。物価の値上げなど、世の中の状況によってこれらの平均額が変わっていくのか、これからもチェックしてみてはいかがでしょうか。
出典
株式会社新生銀行 「2022年 会社員のお小遣い調査」結果について
株式会社新生銀行 「2019年サラリーマンのお小遣い調査」結果について
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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