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お墓を持ちたくない人にはどんな供養方法がある? 手順やかかる費用は?

ファイナンシャルフィールド / 2022年9月15日 7時50分

お墓を持ちたくない人にはどんな供養方法がある? 手順やかかる費用は?

実家や親戚が遠く離れており、お墓参りになかなか行けないだろうなどの理由で、お墓を持ちたくないと考える方も多くいます。そこで近年注目されているのが、新しいお墓のスタイルである、「永代供養墓」です。   本記事では、永代供養とは何か、永代供養墓の4つの種類と費用相場について解説します。将来のご自身のお墓について、どうしようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

永代供養墓とは

永代供養とは、「永代(期限を設けない)」「供養(弔いをすること)」の意味で、家族や子どもたちへのお墓の継承を前提としていないので、後継ぎがない方や身寄りのない方などが利用する供養手段でした。
 
しかし、近年では、お墓を持ちたくない方や、子どもに墓守の苦労をかけたくない方などが利用する、ひとつの供養手段として選ぶ方が増えてきました。永代供養には占有スペースがない、共有のお墓なので使用料が安いなどのメリットがあります。
 

永代供養墓の種類と費用相場

永代供養墓は、大きく分けて次の4種類があります。

・合祀(ごうし)タイプ
・納骨堂タイプ
・樹木葬タイプ
・個人墓タイプ

それぞれの永代供養墓の特徴と、費用相場について見ていきましょう。
 
ただし、永代供養墓は、ご家族のニーズやご本人の希望などを合わせると、ここで挙げる4種類のほかにもタイプがあります。永代供養墓についてより詳しく知りたい方は、霊園や石材店など、専門家に相談してみてください。
 

合祀タイプ

合祀タイプは、骨つぼからお骨を取り出し、ほかの方々の遺骨と一緒に共同のお墓に埋葬する方法のことを指します。費用はおおよそ10~30万円です。
 
合祀タイプの1番のメリットは、寺院や霊園に管理してもらえるので、残されたご家族が管理しなくてもよい点です。しかし、1つの場所に不特定多数の遺骨が埋葬されているので、あとで遺骨を取り出せない点がデメリットとして挙げられます。
 

納骨堂タイプ

納骨堂とは、多くの骨つぼが納められている屋内施設のことで、そこで永代供養の契約を結ぶところが多くあります。費用は運営主体によっても変わりますが、おおよそ50~100万円です。納骨堂側が合同供養祭などを行い、供養してくれるので継承者は不要です。
 
永代供養型の場合は、初めから合祀されるタイプと、個別スペースを設けて33回忌までなどの契約期間が過ぎたら合祀されるタイプの2種類があります。
 

樹木葬タイプ

樹木葬とは、樹木墓ともいわれる樹木を墓石の代わりとする埋葬方法です。樹木葬タイプなら霊園が管理と供養を行ってくれるので、ご家族や親族が管理をする必要がありません。費用はおおよそ30~70万円です。
 
なお、樹木葬には、1本の大樹のまわりにほかの方々と一緒に納骨するタイプや、1人につき1本の樹木を植えるタイプなどがあります。個別の区画を設ける場合は、費用が高くなる傾向にあります。
 

個人墓タイプ

個人墓タイプは、一般的なお墓の形を取る永代供養墓です。費用はおおよそ70~150万円で、お墓を建てるため上の3つに比べて高くなります。
 
契約期間中は個人墓で供養を行いますが、契約期間が過ぎれば合祀するため、遺骨は霊園内の供養塔などに移動されます。契約期間は契約者の希望か、霊園側の提案によって決められますが、多くの場合は「弔い上げ」となる33回忌をめどにするケースが多いです。
 

永代供養墓も多くのタイプがあるので、自分に合ったものを選ぼう

お墓を持ちたくない人でも、永代供養なら霊園や寺院、納骨堂などで供養してくれます。少し前までは、永代供養墓は「個人墓を設けない合祀タイプ」のことを指していましたが、近年では樹木葬や納骨堂、個人墓タイプなど、多くの種類の永代供養墓があります。
 
それぞれに費用や特徴も異なるので、永代供養墓を検討している方はよく確認してご自分に合った供養方法を選びましょう。
 
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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