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求職者支援にはどんなものがある? 再就職のためのサポートも要チェック!

ファイナンシャルフィールド / 2022年9月26日 9時0分

求職者支援にはどんなものがある? 再就職のためのサポートも要チェック!

失業をしたときの求職者支援として、よく知られている「失業給付(失業手当)」。生活の安定と再就職の支援を目的に、失業者に支給されるものです。   しかし、「失業給付」以外にも、失業した人が安定した生活を送りながら再就職を目指すための支援があることをご存じですか?   この記事では、「失業給付」を含め、さまざまな求職者支援を紹介していきます。

金銭面でのサポート

労働者が失業した場合に、安定した生活を送りながら社会復帰するための給付として、「失業等給付」があります。
 
「失業等給付」は、求職者給付、就職促進給付、教育訓練給付、雇用継続給付に分けられ、このうち「求職者給付」と「就職促進給付」が、失業や再就職といった場面に関係のあるものです。
 

求職者給付とは?

雇用保険の被保険者だった人が仕事を辞めて失業したときに、安定した生活を送りながら再就職に向け求職活動を行うために支給されるものです。
 
最もなじみがあるのは、「求職者給付」の中の「一般求職者給付」に分類される「基本手当」で、一般的に「失業給付(失業手当)」と呼ばれています。
 
「基本手当」は、仕事を辞めて再就職の意思がある人がもらえる手当で、雇用保険の被保険者で、離職の日以前2年間のうち、賃金支払いの基礎となった日数が11日以上ある月が12ヶ月以上ある人が支給対象です。支給額や給付日数については、年齢や勤続年数によって異なります。
 
「一般求職者給付」には、ほかにもハローワークの指示によって公共職業訓練を受講するときに、基本手当のほかにもらえる「技能習得手当」や、ハローワークで求職の申し込みをした後に、病気やけがなどで15日以上継続して働けなくなったときに支給される「傷病手当」があります。
 

就職促進給付とは?

失業した人が早期に再就職をするのを促進するために支給されるもので、「就業手当」や「再就職手当」などがあります。いずれも、基本手当の所定給付日数を規定以上残して再就職をした場合で、条件を満たしたときに支給されます。
 

金銭以外のサポートにはどんなものがある?

失業をしたときの求職者支援には、就職活動をサポートするものもあります。その代表が「職業訓練」です。
 
職業訓練は、「公共職業訓練」と「求職者支援訓練」の2種類があり、いずれも求職活動をする人が利用できるもので、専門学校などに通って再就職に必要な技能を身につけるものです。
 
雇用保険の被保険者だった人ならば「技能習得手当」を受給しながら利用でき、受講費用はかかりません。
 
また、「求職者支援訓練」は受講に一定の要件がありますが、ハローワークで求職者登録をした人が対象で、雇用保険の受給権者でない人も利用できます。
 
ほかにも、地域によって異なりますが、面接練習や求職者の応募書類を添削してくれるサービスを行っているハローワークもあります。
 
また、東京都では就職相談や心理相談などもハローワークで行っています。お金の面だけでなく、就職のために必要な技能を身につけることや、メンタルヘルスのサポートもしているのです。
 

「手当」以外のサポートも充実!

求職者支援には、「失業手当」の給付のほかにもさまざまなものがあり、手当を支給することで生活の安定をはかるだけでなく、職業訓練や、ハローワークが行っている面接練習や応募書類の添削などを通して、再就職の意思がある求職者が早期に再就職することをサポートしています。
 
なお、職業訓練の内容やハローワークが独自に行う就職サポートは、地域によって違いがあります。お住まいの地域を管轄するハローワークに問い合わせてみてください。
 

出典

厚生労働省 第13章 失業等給付について
東京労働局 ハロートレーニング(職業訓練)について
東京労働局 東京ハローワーク 就活支援メニュー
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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