1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

定年後も手に新しい職を! 厚生労働省主導「キャリアチェンジ事業」とは

ファイナンシャルフィールド / 2022年9月29日 22時0分

定年後も手に新しい職を! 厚生労働省主導「キャリアチェンジ事業」とは

定年後、現在勤務している会社で再雇用をお考えの方も多いのではないでしょうか? または、コロナ禍で仕事が減ったり、休業を余儀なくされたりしている方もいらっしゃるでしょう。   この度、「厚生労働省主催のキャリアチェンジ事業」が始まりました。今後のキャリア開発のために挑戦してみてはいかがでしょうか。ここでは、厚生労働省主導の「キャリアチェンジ事業」について解説します。

キャリアチェンジ制度とは

コロナ禍で雇用情勢が厳しさを増す中、就業ができなくなった方や、新しい業種や職種へチャレンジしたいと考えている方に対して、カウンセリングや研修でキャリアチェンジを目指す制度です。募集期間は2022年6月6日から2023年2月17日までとなっています。対象になる方はお急ぎください。
 

応募できる対象者

主に、コロナ禍で就業に影響があった方を対象にしていますが、その他の就業体系の方も参加できるよう、幅広く門戸を開いています。対象者は以下のいずれかに該当する方です。
 

・新型コロナウイルス感染症の影響で離職した非正規雇用労働者
・新型コロナウイルス感染症の影響で実質失業状態の方
・自営業を廃業した方
・長期失業、無業などの方
・その他異業種、異職種への労働移動やステップアップを希望されている方

 

制度の特長

実際には、厚生労働省から委託を受けたアデコ株式会社が運営しています。同社が、応募者とWEBで面談し希望を確認しマッチングする企業を紹介してくれます。紹介後も、派遣勤務を経て直接雇用に至るまでサポートをしてくれるので安心です。
 

実際の制度の流れ

「キャリアチェンジ事業」に応募するためには、厚生労働省キャリアチェンジ事業のホームページにあるWEB面談の申し込みから始めます。
 
実際の制度利用の流れをまとめると図表1の通りです。
 
図表1

ステップ 応募者の動き 運営企業の動き 採用企業の動き
WEB面談 キャリアチェンジサイトで申し込み後、運営会社から面談をしカウンセリングを受ける WEB申し込みに基づき応募者と面談しカウンセリング
研修参加 カウンセリング内容に応じて、無料研修受講 必要に応じて以下の無料オンライン研修実施     
・キャリア形成支援研修
・OA研修
・就職実践研修
企業の紹介 研修やカウンセリングを受けて運営会社よりマッチング企業の紹介を受ける カウンセリングに基づきマッチング企業を斡旋(あっせん) 運営企業より応募者の紹介を受ける
面接 就業希望の企業と面接 応募者に面接対策などのサポート 応募者と面接
紹介予定派遣にて 
就業開始
就業希望の企業で就業開始(最大2ヶ月間) 紹介派遣予定として応募者を受け入れし間就業させる(最大2ヶ月)
直接雇用 派遣での就業後、
直接雇用の可能性
直接雇用後も
一定時間のサポート
応募者を正式採用の
可否判断

出典 厚生労働省 キャリアチェンジ事業 より筆者作成
 

採用企業の想い

キャリアチェンジ事業に応募した方を採用する企業にとって、どのようなメリットがあるのでしょうか。コロナ禍で、採用にコストを掛けけられない企業は、派遣期間中「受入奨励金」を受け取ることができます。
 
採用に関する手数料も、低く設定されており、低コストでの採用活動が可能です。採用企業が「自社にマッチした人材」を求めるのは当然です。事前のカウンセリングでミスマッチを防いでくれることも魅力です。
 

まとめ

今回は、2022年6月から始まっている厚生労働省主催の「キャリアチェンジ事業」について解説しました。官公庁が主催しているプロジェクトなので、安心して応募できます。また、企業と直接交渉などをすることもなく、仲介してマッチングをしてもらえるので自分の適正に合った企業を見つけやすくなります。この機会に、ぜひエントリーを検討してみてはいかがでしょうか?
 

出典

厚生労働省 キャリアチェンジ事業
 
執筆者:羽田直樹
二級ファイナンシャルプランニング技能士

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください