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「特殊清掃員」の年収って?仕事内容とあわせて解説!

ファイナンシャルフィールド / 2022年10月4日 3時0分

「特殊清掃員」の年収って?仕事内容とあわせて解説!

特殊清掃員とは、その名の通り特殊清掃を行う仕事です。特殊清掃とは主に、孤独死をした人の自宅などを清掃する専門職です。   特殊清掃員の作業においては、真夏でも防護服や防毒マスクを着用しなければならないなど条件はありますが、それ以外にも過酷な面があります。そのため体力だけでなく、精神力も必要な仕事です。   それでは、もしも特殊清掃員の仕事を行った場合、年収はどれほど得られるのでしょうか。その仕事内容もあわせて解説します。

特殊清掃員の作業内容とは?

特殊清掃員は、主に自宅で急病などにより1人で亡くなった場合の後始末を担当します。床などに残った血液や体液の痕跡を除去するハウスクリーニング(リフォーム)や、遺品の整理、不用品の処分、除菌消毒作業などが主な仕事です。
 
すでに取り壊す予定の部屋であればともかく、賃貸などで引き続き使用して別の人へ引き継がれる予定であれば、痕跡が残らないようできるだけきれいに清掃し、元通りに原状回復させることが重要な任務です。
 
特殊清掃員は、感染症のリスクなどを回避するために、防護服や防毒マスクを着用しながら作業を進めなければなりません。また、近隣へにおいの配慮も必要なため、たとえ猛暑時でもエアコンを動かさないのが一般的です。また、孤独死の遺体は発見が遅れて腐敗が進んでいる場合もあります。そのような条件下でも冷静に作業を進められる精神力と体力の持ち主こそが、特殊作業員の任務を遂行できるのです。
 
特殊清掃員は、亡くなった人が残した遺品を片付ける遺品整理士を兼ねている場合も少なくありません。ただ、特殊清掃員自体に公的な資格が設けられてはいません。
 
一般社団法人日本除菌脱臭サービス協会が運営している「脱臭マイスター」という民間資格を保有している人もいますが、必ずしも特殊な知識を身につけていなくても、特殊清掃員になることはできるのです。より大切なのは、特殊清掃員の仕事に就いた後、その職務経験の中で重要な事柄やノウハウを学び取っていく姿勢でしょう。
 

特殊清掃員の給与水準は?


 
実は、特殊清掃員に積極的になりたいと思う人は少なくありません。そのため、業者も高給で迎え入れようとしています。
 
少子高齢化や婚姻件数の減少などに伴って、孤独死をする人は年々増えているので、需要が高まっている一方、すでに特殊清掃員の仕事に慣れた人は、その好待遇ゆえになかなか辞めようとしません。新たに特殊清掃員になろうと望む人はわずかなチャンスを逃さないため、求人情報を常にチェックし続けるようにしましょう。
 
特殊清掃員の基本給は月給では約25万円で、さらに早朝作業や深夜作業による時間外手当が追加されることもあります。正社員として就業すれば、収入は比較的安定するかもしれません。
 
ただ、アルバイトやパートとして稼働する場合は、業務が発生するごとの招集となりますので、収入は比較的不安定となりやすいでしょう。月給25万円を日割りとして時給1500円と仮定すれば、1日8時間労働で1万2000円の収入となります。
 

特殊清掃員は高給だが、誰もが続けられる仕事ではない

特殊清掃員は、特別な知識や経験がなくても就くことができ、通常の清掃員よりも高給ではあります。
 
ただし、そのためには体力だけでなく精神力も必要です。遺体や体液の処理や、エアコンが効いていない酷暑の部屋で、防護服や防護マスクを着用したままでも作業を続けられる体力が求められます。
 

出典

indeed 日本での特殊清掃の給与
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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