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「マグロ漁船」って実際稼げるの?年収はいくらになる?

ファイナンシャルフィールド / 2022年10月5日 11時20分

「マグロ漁船」って実際稼げるの?年収はいくらになる?

漁師のなかでも高収入といわれているのが遠洋マグロ漁船の乗組員です。漁師は1年のほとんどの時間を海上で過ごすことになるため、慣れないうちは大変だといわれています。   しかし、水揚げ量が増えれば年収もその分アップするため、やりがいのある魅力的な職業であるといえるでしょう。ただ、マグロ漁船の正確な年収についてはよく分からない人も多いようです。   そこで、今回はマグロ漁船の年収に注目しました。

マグロ漁船の乗組員にはレベルがある

マグロ漁船の船員は、経験や資格の有無でレベルアップしていきます。こちらでは、遠洋マグロはえ縄漁船の乗組員について見てみましょう。
 

・最初は新人乗組員である「員級B」に

マグロ漁船の乗組員として入ったばかりの頃は「員級B」というクラスになります。いわゆる新人乗組員であり、年収は約360~410万円以上です。収入自体は水揚げ量にもよるため、変動があります。
 

・1~2年で「員級A」にレベルアップ

乗組員歴が2年前後になり、船での仕事に慣れてきた頃に「員級A」になることができます。員級Aになると、年収は約450~510万円です。員級Bや員級Aの頃は一般船員であり、甲板員や機関員などを務めます。
 

・3~5年後に海技士の資格を取得すると「船舶職員」に

乗組員歴が3~5年になり、海技士の資格を取得すると、船舶職員としての業務を行うことができます。例えば、1級航海士の年収は約580~650万円です。
 

・航海士としての経験を積んで「船長」に

船長には頑張り次第で20代でもなることが可能です。船長の年収は約770~860万円と、新人の頃と比較すると約2倍近くになります。
 

・船の操業に関する責任者「漁労長」になると年収1000万円以上に

船の操業に関する責任者である漁労長は非常に重い責任を伴うベテランですが、このレベルになると月収が90~104万円以上になります。年収は約1075~1240万円です。
 

船の生活で若くして貯金が1000万円以上になる場合も

遠洋漁業では、船の中で長期間生活をすることになります。しかし、お金を使う機会がほとんどないため、個人差はあるものの、多くの貯金が貯まる乗組員も少なくありません。
 

・基本的に船での生活に必要なものは支給される

船の中の生活で必要な食費や水道光熱費、住居費は、自分で負担する必要がありません。船員法や船舶設備規定によって、すべて無料で支給しなければならないと定められているからです。一般的な企業に勤務している場合、これらはすべて自費で支払う必要があるため、その点はマグロ漁船の乗組員の魅力といえるでしょう。
 

・給与の内容とは

前述したように、マグロ漁船の乗組員は経験を積むほど高額になります。給与の内容は「基本給」「航海日当」「生産奨励金」「水揚げ高による奨励金」「各種手当」です。航海日当は船に乗っている間のさまざまな費用にあてる目的で支給されるもので、非課税となっています。生産奨励金は水揚げ高によって金額が変わるもので、歩合給です。
 

マグロ漁船の年収は400~1200万円前後


マグロ漁船の乗組員の年収は、経験や資格の有無によって400~1200万円前後となっています。船では食費や住居費、水道光熱費がかからない上、出費をする機会も少ないです。そのため、若くして高額な貯金をしている乗組員も少なくありません。
 
慣れないうちは大変な部分もありますが、水揚げ量によって奨励金が出るなどやりがいもある職業です。高収入を目指すならば、マグロ漁船の乗組員に挑戦してみるのもよいでしょう。
 
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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