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利用中の老人ホームに不満がある人もいる? 希望に合う施設に入る方法とは?

ファイナンシャルフィールド / 2022年10月9日 10時20分

利用中の老人ホームに不満がある人もいる? 希望に合う施設に入る方法とは?

リーズナブルで不満のない老人ホームに入居することは、決して容易ではありません。ここにずっと住みたいと思うような素晴らしい施設、評判の良い施設は待機者も多く、入居するまで時間がかかります。こうした施設は、積極的に広告や宣伝を行う必要もないことが多いため、情報を入手することも困難です。   では、希望に合う施設に入居するにはどうすればよいのでしょうか?

利用中の施設に不満がある人は全体の2割

老人ホーム検索サイト「みんなの介護」や「みんなの介護求人」、「ケアスタディ」を運営する株式会社クーリエが行ったアンケートによると、介護施設に不満がある家族は全体の2割となっています。
 
なぜこうしたミスマッチが生じるのでしょうか? その原因として第1に考えられるのは、「施設を選ぶ時間が十分に取れなかった」ことです。
 
多くの人は施設への入居前には、介護や施設に関する知識がない状態で、慌てて入居を決めざるを得ない実情が考えられます。
 

不満のない施設にたどり着くには施設と費用を知る必要がある

不満のない施設に入居するためには、高齢者施設にはどのような種類があるのか、それぞれの特徴や費用について把握しておく必要があります。
 
例えば、介護が受けられる公的施設の代表として、特別養護老人ホームがあります。しかし現在は、特別養護老人ホームは要介護3以上でなければ申し込むことはできません。さらに、資産基準が導入され、資産状況によって補足給付の内容も異なります。
 
介護度が要介護3以上になっていない場合、施設での介護を希望するには、介護型ケアハウスや介護付き有料老人ホームを検討することになります。
 

重要なのは医療行為の対応の程度

入居を検討する際、案外見落としがちなのは、施設内でどの程度の医療行為が対応可能かという確認です。施設内で対応できない医療行為が日常的に必要になった場合、退居を求められる可能性があるからです。重要事項説明書などで、退居の条件についてもあわせて確認しておく必要があります。
 
将来、自分がどんな病気になるかを予想することはできませんが、医療行為を理由に退居を迫られたり、転居を考えなければならないリスクを考慮しておく必要があります。また、対応できる医療行為の範囲が広がるほど、費用も高くなります。
 

余裕のあるライフプランこそ希望をかなえる最良の手段

希望にかなった最適な老人ホームに入居するためには、施設の見学に加え、情報収集が欠かせないことはいうまでもありません。しかし、さらに長期的な視点が必要です。それは資金面の不安を払拭(ふっしょく)することです。
 
ライフプランの作成にあたり、老後資金の必要性を感じながらも、具体的にいつどれだけの資金が必要かをプランニングできる人はまれでしょう。実際に20年後、30年後の老後資金を細かく予想することは不可能です。
 
しかし、老人ホームの利用にもさまざまなリスクが潜んでいることを認識し、余裕のあるライフプランを作成することが重要です。
 

出典

厚生労働省 介護を受けながら暮らす高齢者向け住まいについて
厚生労働省 介護保険3施設の概要
株式会社クーリエ 【みんなの介護】現在利用している介護施設に不満がある人は2割。最適な老人ホームを選ぶための「やることチェックリスト」を本日公開。準備完了した項目を消すことができる便利な機能付き!(PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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